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【スポーツ】

ダニエル太郎、ツアー初V 得意の赤土、格上連破

ツアー大会初優勝を果たしたダニエル太郎=イスタンブールで(ゲッティ・共同)

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 【イスタンブール=共同】男子のイスタンブール・オープンは6日、当地で行われ、シングルス決勝では世界ランキング114位で25歳のダニエル太郎(エイブル)が世界78位のマレク・ジャジリ(チュニジア)を7−6、6−4で破り、ツアー大会初優勝を飾った。現行のツアー制覇は日本男子で松岡修造、錦織圭(日清食品)杉田祐一(三菱電機)に続く4人目の快挙。

 ツアーを統括するATPによると大会後の7日付世界ランクで自己最高の82位となり、優勝賞金7万6020ユーロ(約988万円)を獲得した。

 父親が米国人のダニエルは過去のツアー大会で8強が自己最高だったが、格上選手を連破して5日の準決勝に進み、世界87位のジェレミー・シャルディー(フランス)を6−3、4−6、6−4で下して決勝に進んだ。

 ダブルス決勝ではニュージーランド出身で母親が日本人のマクラクラン・ベンとニコラス・モンロー(米国)のペアが英国選手とスウェーデン選手のペアと対戦し、6−3、3−6で迎えたマッチタイブレークを8−10で落として準優勝だった。この大会のツアーの格付けは最も低い「250」。

◆泥くさく粘って激戦制す

 最後はバックハンドのストレートが決まると、得意とする赤土のコートに片膝をついて歓喜のポーズをつくった。泥くさいテニスを貫き、2時間20分を超える激戦で粘り勝ち。日本男子4人目のツアー制覇を達成し、ダニエルは「本当にうれしい。フィジカル的にきつかったが、最後までやりきることができた」と感無量の表情を見せた。

 第1シードのチリッチ(クロアチア)を破ってきた34歳のくせ者ジャジリとの決勝。第1セットはスライスを駆使する相手に先行されたが「疲れさせるように、少しボールを動かすようにした」。第10ゲームでセットポイントの窮地をしのぎ、ブレークすると「流れは僕の方に入ってきた」というタイブレークをものにして勢いづいた。

 本来はエストリル・オープンに予選から出場予定だったが、今大会の本戦出場が決まり、ポルトガルからトルコに急きょ移動して臨んだ舞台だった。「1週間前にここで優勝すると神様か魔法使いに言われても絶対に信じられない話」。昨季途中まで赤土の本場スペインで磨いた才能がついに花開き、うれしそうに優勝杯を掲げた。 (共同)

 <ダニエル太郎(たろう)> 父は米国人、母は日本人でニューヨーク生まれ。7歳でテニスを始め、埼玉県や愛知県で育った。09年に16歳でプロ転向。16年リオデジャネイロ五輪出場。昨季途中までスペインに練習拠点を置いていた。クレーコートが得意。世界ランキングは16年4月の85位がこれまでの自己最高。エイブル。190センチ、76キロ。25歳。(共同)

 

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