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【スポーツ】

復活の内海 14年連続勝利

力投する巨人先発の内海。306日ぶりに白星を積み上げた=東京ドームで

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◇巨人4−2阪神

 巨人が2位に浮上した。三回に阿部の3ランで先制し、八回に加点した。今季初登板の内海は六回途中2失点で粘り初勝利。救援陣が踏ん張り、逃げ切った。阪神は3位転落。プロ初登板の谷川は援護がなく4回3失点で黒星を喫した。

 ◇ 

 チームの勝利を見届け、ベンチ前へと駆けだした背番号26が左拳を突き上げる。「この舞台に絶対帰ると思って、やってきた」。今季初登板で自身14年連続の白星を挙げた巨人の内海。開幕から1カ月余り。再起を期す15年目のシーズンの幕が開いた。

 マウンドに立った瞬間の心境は昨季までと全く違ったという。「景色がすごく気持ち良かった」。1軍の先発ローテーションは、もはや約束された場所ではない。2軍で結果を残し、自力でつかんだ機会。「一球一球に気持ちを込めて投げる」と誓っていた。

 「勢いがあった」という直球は、それでも大半が140キロに満たない。ただ、左腕は打ち取るすべを熟知している。チェンジアップ、スライダー、ツーシーム…。多彩な球種で打者のタイミングを狂わせ、六回途中2失点で試合をつくった。

 昨季は2勝7敗。最後に勝ったのは7月8日の阪神戦だった。今春のキャンプでは、新人だった2004年以来となる2軍スタート。そのままシーズンは開幕し、いつしか1軍は「すごい遠い場所」のように感じていた。腐ることなく若手と共に汗を流し、かつてのエースが返り咲いた。

 306日ぶりに白星を積み上げ、通算勝利数は現役3位の129勝に。内海は「1軍の選手として、もっと勝ちたい」と言い切った。36歳。まだまだ老け込むつもりはない。 (中川耕平)

 

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