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【スポーツ】

復帰の白鵬、己の道 立ち合い張り差し…自賛

白鵬(右)が押し出しで玉鷲を下す

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◇大相撲夏場所<初日>

 上位陣は安泰だった。2場所連続休場からの復活を目指す横綱白鵬は激しい攻めで平幕玉鷲を押し出し、初の2場所連続優勝を狙う横綱鶴竜は危なげない内容で新小結遠藤を引き落とした。

 大関豪栄道は平幕魁聖を寄り切り、大関とりの関脇栃ノ心も平幕松鳳山を力強く寄り切った。17場所ぶりに関脇の逸ノ城は阿炎を押し出し。小結御嶽海も大栄翔を押し出し、白星スタートを切った。

    ◇

 よそ行きの相撲ではなく、自らのスタイルを貫いた。白鵬は立ち合いで左からの張り差しを敢行。馬力に定評のある玉鷲に対し、「形をつくって」動きを止めにかかった。

 だが突き返されると、体が離れて互いの動きを見合う展開に。横綱は両手を広げ、相手を呼び込もうとした。それでも玉鷲が動かないとみると自ら前に出て押し出した。「多少、間があったけど、前に出られて良い相撲を取れた」と自賛した。

 両足の親指を痛め、自身初の2場所連続休場明け。4月には父の葬儀でモンゴルに帰国した後に体調を崩した。この日の立ち合いでは、批判されていた顔面付近へのかち上げこそ見せなかったが、張り差しは横綱として決して褒められたものではない。念には念を入れ、負けないことを優先した形だった。

 八角理事長(元横綱北勝海)は「初日勝つのと負けるのでは気分的に違う。いくら(40度も)優勝していても、休場明けはね」と初日の心境を思いやった。

 3月で33歳になった。全盛期に比べ、体力や気力の衰えは隠せない。新調した浴衣のデザインには五輪と2020の数字をあしらった。2年後の東京五輪・パラリンピックで土俵入りを披露することを熱望する白鵬は「常に目の前にあれば意識する」と意図を説明。自らを奮い立たせ、復活への階段を上る。 (禰宜田功)

 

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