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【スポーツ】

岡田、復活の快投 野球人生懸けた手術越え

1年ぶりに復帰登板した中日・岡田。6回無死二、三塁のピンチを最少失点で乗り切った=ナゴヤドームで

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◇中日10−4広島

 中日が14安打10点で快勝した。一回に京田の2ランで先制し、三回もアルモンテと福田の本塁打で計3点。その後も加点した。R・マルティネスが5回0/3を4失点で来日初勝利。復帰の岡田が好救援した。広島は中村祐が誤算だった。

 ◇ 

 投手生命の危機を乗り越えて帰ってきた左腕にとって、1年ぶりの復帰登板。昨年5月11日以来となる1軍マウンドは3点リードの六回無死二、三塁。左打者が続く場面で巡ってきた。「そんなに緊張しなかったので、いけるかなと思った」。頭は冷静。「2点取られてもまだ勝っている」と考える余裕があった。

 松山への初球、スライダーで空振りを奪う。2球目、松井雅のサインに首を振った。「ゴロになる確率を考えた。真っすぐ系は嫌な感じがしたので、ボールになってもいいと思った」。再びスライダーでタイミングを狂わせて一ゴロ。その間に1点を失ったが、野間は二ゴロで前進守備の網に掛け、最後は会沢を空振り三振。リードを保って役目を果たした。

 5年前から苦しんできた左手の血行障害は深刻だった。昨年6月の手術後も指先の感覚は戻らない。「別の人の手だと思っている。球を指にかけるのが怖くてできなかった」。夏に向かう今の時期もカイロは欠かせない。「野球人生を懸けて手術した。これがダメなら潔く、と思ったこともあった」。折れそうになる心を奮い立たせて帰ってきた。

 「1年前はこの状況を考えられなかった。こういう日を迎えることを夢に描いて毎日やってきた。いろんな人のサポートがあってこの日を迎えられて良かった」。歓声を浴びる岡田に、森監督は「これからまた必要になってくる選手。大事なところで使う」と期待を寄せる。開幕から岩瀬以外に左腕がいなかった救援陣に大きな戦力が加わった。 (高橋雅人)

 

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