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【スポーツ】

阿炎、白鵬から初金星 師匠ゆずりの突き押し

白鵬は押し出しで阿炎に敗れる

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◇大相撲夏場所<6日目>

 横綱白鵬が平幕阿炎に一方的に押し出されて初黒星を喫した。24歳の阿炎は初金星。大関とりの関脇栃ノ心は豊山を突き落として全勝を守り、単独首位に立った。

 横綱鶴竜は大栄翔をはたき込んで1敗キープ。大関豪栄道は千代大龍に押し倒され3勝3敗となった。関脇逸ノ城は玉鷲に屈し、2敗に後退。小結対決は御嶽海が新三役の遠藤を下し4勝目を挙げた。遠藤は3敗。

 栃ノ心を追う1敗は両横綱、平幕正代ら6人となった。

    ◇

 飛んできた座布団が膝に当たり阿炎はわれに返った。大歓声の中、初金星の勝ち名乗りを受ける。受け取った懸賞は34本。片手でつかめないほど。支度部屋に戻るなり「やった。うれしい。もういいよ」と早口でまくしたてた。

 2日連続となる横綱との結びの一番。緊張で足は震えていたが、初めてだった前日を経験している分、落ち着きもあった。

 自身の入門当時から横綱の地位に君臨する白鵬との対戦。「小細工して勝てる相手じゃない」。師匠の錣山親方(元関脇寺尾)のアドバイスも単純明快だった。「思い切りいけ」

 立ち合いで「すごく良く当たれた」。長い腕を伸ばし得意の突き押しで相手を後退させる。すぐに再びもろ手で当たり、今度は頭を白鵬の胸につけた。必死に足をかき、横綱を土俵下に押し出した。

 師匠を彷彿(ほうふつ)とさせる突き押しに、土俵下の藤島審判長(元大関武双山)は「今日は寺尾関がダブりましたよ。まだまだ寺尾関には遠いけど、見えましたね」。

 187センチ、140キロの24歳。師匠の愛称をしこ名にした部屋期待の成長株。母親の誕生日だった前日は鶴竜に負けた。「母の日も何もできなかった。早く帰って電話したい」。1日遅れの誕生日プレゼントを贈った。 (禰宜田功)

 

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