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【スポーツ】

アメフット日大監督 チーム・学内で絶対的存在

 辞任を表明した内田監督は、大学の看板スポーツの指導者の他に、約七万八千人の学生を有する巨大学校法人の人事担当常務理事と人事部長の顔を持つ。運動部の予算を握る保健体育審議会局長も務め、ある教授が「独裁者」と皮肉るほどの権限と金が集中した。

 厳格な指導には選手の反発もあり、二十人近くが退部する事態も招いたが「僕のやり方はそれしかない」と一切妥協はなかった。ただ、スパルタ式練習は理不尽と紙一重。絶大な権威を持つ監督への「絶対服従」は、暴力容認やパワーハラスメント体質を招く危険をはらむ。

 現役時代は屈強な攻撃ラインマン。日大の黄金期を築いた名指導者、故篠竹幹夫監督の下で長年コーチを務め、今も「超えられない」と強く信奉する。

 二〇〇三年にその篠竹監督の後任に就任。一度は退いたが、わずか一シーズンで異例の復帰を果たすと、昨年はチームを二十七年ぶりの学生日本一に導いた。その栄光から一転、不祥事への後手に回った対応は「僕の人生」と語った愛するスポーツのイメージを大きく損ねる結果を招いた。

 

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