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【スポーツ】

選手説明と食い違い アメフット問題

 アメリカンフットボールで日大の選手が悪質な反則行為で関西学院大の選手を負傷させた問題で23日、日大の内田正人前監督と井上奨コーチが東京都内で会見した。真実は一つしかないはずなのに、宮川選手と内田前監督、井上コーチの主張は平行線のままだった。主張の食い違いは残り、どちらかが虚偽の発言をしているということになる。 (森合正範)

◆記者の目

 22日の選手の記者会見では反則のタックルを深く反省し、自分の言葉で必死に真実を語ろうとする真摯(しんし)な姿勢が伝わってきた。

 しかし、この日、内田前監督は「すべて私の責任」と謝罪を口にしても、どこかひとごとのようだった。高校時代から選手を指導してきた井上コーチは時折うつむき、苦しそうな表情を浮かべ、まるで内田前監督と宮川選手の板挟みにあっているように映った。

 学生スポーツとは勝利だけではなく、心身を鍛える場だ。一つ言えることは、内田前監督、井上コーチは必要以上の重圧をかけ、「将来性がある」と高く評価する選手に「アメフットを続けていく権利はないと思っている。これからやるつもりもない」とまで言わせてしまったという事実だ。2人は「フットボールに戻ってきてほしい」と話したが、選手はどのような気持ちでこの言葉を聞いたのだろうか。

 なぜ、宮川選手は反則に至ったのか。このままうやむやに終わらさず、真実を解明しなくてはならない。

 

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