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【スポーツ】

A東京が王者 千葉を圧倒 バスケットボール・BリーグCS

Bリーグの2代目王者となり、喜ぶA東京の選手たち=横浜アリーナで

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 男子Bリーグのプレーオフ、チャンピオンシップ(CS)決勝は26日、横浜アリーナで行われ、東地区2位のA東京が同地区覇者の千葉を85−60で下し、初優勝した。CSの最優秀選手(MVP)にはA東京の田中が選ばれた。

 A東京は序盤から堅守が光り、攻撃では15得点の田中らの活躍で前半を43−33とリードして折り返し。後半も14得点の馬場がダンクシュートを決めるなど速攻がさえ、着実にリードを広げた。千葉は司令塔の富樫が厳しくマークされ、攻撃でリズムをつかめなかった。

◆堅守 速攻許さず

 真っ赤に染まったアリーナで、A東京の堅固な守備が千葉を封じ込めた。レギュラーシーズンで平均得点84・5点を挙げた攻撃型チームを60点に抑え、エース田中は「間違いなくディフェンスの勝利」と誇った。

 拮抗(きっこう)していた第2クオーター中盤から、激しい守備で主導権をつかんだ。高い身体能力の馬場やカークが圧力をかけてリバウンドを確保。相手のお株を奪う速攻につなげ、前半を43−33とリードした。

 攻撃でもスクリーンを使ったコンビプレーでフリーの選手をつくった。フィールドゴール成功率は千葉の32・8%に対し、56・7%。15得点の田中が「攻撃を良い形で終われたのが良かった」と話す通り、相手に速攻の機会を与えなかった。

 正確なプレーを続けるのは容易ではないが、今季就任したセルビア人のパビチェビッチ監督は完璧主義者。竹内は「練習から少しのミスも見逃してくれなかった。厳しい練習の成果を見せることができた」とうなずいた。

 MVPに輝いた田中やルーキーの馬場ら20代が主力のチームを「まだプロセスの段階。来季、その次と成長できる自信がある」と指揮官。将来の可能性を強く期待させる2代目王者の誕生だった。 (平井良信)

◆千葉、2冠逃す

 千葉は、あと一歩及ばなかった。全日本選手権との2冠はならず、富樫は「優勝という結果で返せなくて残念」と唇をかんだ。富樫を軸に走り勝つのがチームのスタイル。だが富樫が徹底マークに苦しんで7得点に終わった。速攻からの得点は千葉の4点に対し、A東京は13点。得意の3点シュート成功も計20本中4本のみ。完敗だった。

 チーム創立は2010年。頂点こそ逃したが、大野監督は「昨季よりもチーム力はアップした。素晴らしいシーズンだった」。悔しさと手応えを胸に、雪辱を期した。

<アルバルク東京> 1948年創部のトヨタ自動車を母体とする。国内トップリーグでは2001〜02年シーズンに初優勝すると通算4度制覇し、強豪の地位を確立。日本代表の田中大貴や馬場雄大らを擁し、Bリーグ初年度の昨季は4強入り。アルバルクは電撃を意味するアラビア語が由来で「勝利を運ぶ箱舟」の意味も併せ持つ。ホームタウンは東京都渋谷区。

 

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