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【スポーツ】

鶴竜連覇 完全復活 最後まで冷静 白鵬倒す

◇大相撲夏場所<千秋楽>

日本相撲協会の八角理事長(右)から賜杯を受け取る鶴竜

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 優勝を決めた一番も冷静だった。鶴竜は立ち合いで右前まわしを奪って一気に寄るが、白鵬に残される。「強引にいったらだめ」。一度態勢を整え、再び前へ。最後は力強く寄り切った。

 4日目に松鳳山から喫した唯一の黒星は、劣勢ですぐに引いてしまう悪癖が敗因だった。横綱らしからぬ立ち合いの変化で拾った白星もあった。だが、その2番を除けば、前まわしを奪って前に出たり、技術でうまさを見せたりと、鶴竜らしさがあふれる相撲ばかり。「自分の相撲を取れるように集中していた」

 連覇にはこだわっていた。朝青龍も白鵬も日馬富士も、みな2場所連続で優勝して横綱に昇進した。鶴竜は一つの優勝と一つの「優勝に準じる成績」。そこが自分の中では引っ掛かっていた。「ラッキーで上がれたと思われたくなかった」。4年前に昇進してからずっと目標にしていて、ついに成し遂げた。

 昨年は、けがに苦しんだ。15日間皆勤したのは1場所だけ。「応援してくれた人をもう一度喜ばせたい」という思いで復帰を目指した。進退を懸けて臨んだ今年の初場所で11勝、春と夏場所を制し、完全復活を印象づけた。

 表彰式を終えて戻った支度部屋。サプライズで駆けつけた両親や家族、後援者たちと記念写真に納まった。みんなが笑顔で喜んでくれていた。 (平松功嗣)

 

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