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【スポーツ】

田中6勝目 大谷と初対戦

ヤンキース戦の6回、空振り三振に倒れたエンゼルス・大谷。投手田中=ニューヨークで(共同)

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 【ニューヨーク=共同】27日、各地で行われ、ヤンキースの田中が当地でのエンゼルス戦に先発し、6回を3安打1失点、8三振を奪って6勝目(2敗)を挙げた。試合は3−1だった。

 エンゼルスの大谷は「4番・指名打者」で出場して初めてメジャーで田中と対戦し、3打席で空振り三振、四球、空振り三振だった。九回にも四球を選んで2打数無安打。打者としての6試合連続先発出場と3試合連続無安打は、ともにメジャー初となった。

 ダイヤモンドバックスの平野はアスレチックス戦で1−2の八回に4番手で登板し、1回を1安打無失点、2三振で10試合連続無失点。チームはそのまま敗れた。パドレスの牧田はドジャース戦で1−2の五回に3番手で登板し、3回を3三振で完璧に抑えた。チームは1−6で負けた。

◆大谷、四球に手応え

 エンゼルスの大谷は5年ぶりに田中との距離を測る一戦を心待ちにしていた。新人だった2013年は球界のエースに対して「勝負になっていない打席の方が多かった」と振り返る。「それが詰まっているのか、もっと離れているのか」を判断する機会は3度訪れた。

 一回はフルカウントから「際どいところにしっかり制球されていたので、なかなか打てなかった」と内角のスライダーを空振り。六回も「あっちのペースに自分が振らされている感じ」と二つ目の三振を喫した。

 四回無死一塁では四球を選んで好機をつくった。抜群の制球力を誇る田中から「四球を取るというのはヒットより難しいところもある」と手応えを強調する。

 投打の「二刀流」で活躍する大谷にとって、ヤンキースの主力投手との隔たりはどれくらいだったのか。「3打席で分かるかといったらそうではないけど、球の見え方は進歩している」が率直な心境だ。チームがプレーオフに出なければ今季の対戦はない。距離が短くなったと言えるまで、努力を重ねていく。 (共同)

◆田中、先輩のプライド

 5年ぶりの対決はいきなり一回に訪れた。2死一塁で打席に入ったエンゼルスの大谷は目線を合わせない。ヤンキースの田中も「お互いに真剣にやり合う時にそんなのは必要ない」と勝負に集中する。空振り三振でこの場面を切り抜けると、その後も無安打に封じる。注目の中で存在感を示したのは背番号19だった。

 ここまで6本塁打の左打者に対し、慎重にコースの隅を攻めた。四回は見極められて四球を選ばれたが、六回は速球で追い込むと最後は88マイル(約142キロ)のスプリットでバットに空を切らせる。「選球眼が良い」相手との駆け引きに勝ち「今日の中ではあの1球は良かった」とうなずいた。

 前回登板から本格的に取り入れているカットボールも効果的で、失点は六回のソロ本塁打のみ。前日に5安打の強打者トラウトからも2三振を奪う力投だった。

 自身4連勝とし、直近6試合(サスペンデッドゲームは除く)は全てチームが勝っている。「彼のおかげで注目してもらえていたけど、自分はしっかりと抑えられたと思う」の言葉に、プライドがにじんだ。 (共同)

 

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