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【スポーツ】

東京五輪マラソンコース発表 37キロ以降の上り坂勝負

 2020年東京五輪・パラリンピック組織委員会は31日、五輪のマラソンコースを発表した。新国立競技場を発着点として、都心の観光名所である浅草、銀座、皇居などを巡る。女子が8月2日、男子が9日で、組織委は酷暑を避けるため午前7時スタートを検討している。7月の国際オリンピック委員会(IOC)総会で決まる見通し。

 発表されたマラソンコースは、序盤は下り坂で選手はリズムに乗りやすい。5キロ付近から37キロ付近までは平たんで、その後、上りが続く。2月の東京マラソンで男子の日本記録2時間6分11秒をマークした設楽悠太(ホンダ)は「前半と後半に高低差はあるが、その他は東京マラソン同様にフラットなコースで走りやすそう」と歓迎した。

 設楽が勝負どころと見るのは「37キロ以降の上り坂」だ。飯田橋付近から40キロ付近までの高低差は約30メートルもある。MHPSマラソン部の黒木純監督は「終盤に難所が待っている。いかに余力を残しておけるか。高速コースではなく、後半にしっかり足が動く選手が勝つコース。粘りの走りが必要になる」と分析した。

 理想として挙げたのは夏の東京で開催された1991年世界選手権男子マラソンを制した谷口浩美さんの走り。気温30度の中、スローペースで進み、38キロ付近の上り坂を利用して一気にスパートをかけた。黒木監督は「あのイメージ。練習で山や坂を走って、後半足がもつ選手をつくらなくてはならない」と語る。

 日本陸連の瀬古利彦マラソン強化戦略プロジェクトリーダーは「東京は独特の暑さ。男子は2時間10分、女子は2時間21分を切るのは難しい」と優勝タイムを予想。日本勢は男子が昨年から、女子が一昨年から五輪本番と同時期に東京で合宿を行っている。地の利を生かし、暑さ対策を万全にすれば、メダルのチャンスはあるだろう。(森合正範)

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