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【スポーツ】

楽天・梨田監督が辞任 「借金20、責任取るライン」

 プロ野球楽天は16日、梨田昌孝監督(64)の辞任を発表した。楽天生命パーク宮城での阪神2回戦に敗れてチームの借金が今季最多の20となり球団に辞任を申し入れた。梨田監督は「借金20はひどい数字。責任を取る一つのラインだった」と理由を語った。立花陽三球団社長(47)は、今季の残り試合は平石洋介ヘッド兼打撃コーチ(38)が監督代行として指揮を執ると明らかにした。

 梨田監督は就任1年目の2016年は5位に終わったが、昨季は開幕から快進撃を見せて3位でクライマックスシリーズに進出し、ファイナルステージに進出した。3年目の今季は開幕から低迷し、21勝41敗1分けでパ・リーグ最下位に沈み、交流戦でも4勝12敗で最下位と苦しんでいた。

◆昨季から一転 投打低迷

 楽天の梨田監督は80試合を残し、身を引く決断をした。昨季は夏場まで優勝争いを演じ、今季は球団にとって5年ぶりのリーグ制覇と日本一を目指したが、開幕から低迷。いくつもの誤算が重なって辞任を余儀なくされ「去年はあんなにいい戦いができたのに。開幕早々から成績が悪い責任を取らないといけない」と話した。

 昨季はペゲーロを2番に据える攻撃的な布陣がはまり、開幕ダッシュに成功したが、今季は打線が不振に陥った。ペゲーロは打率2割台前半で主砲ウィーラーは20打点にとどまっている。

 頼みの外国人が精彩を欠き、今季の総得点は首位西武の350に対し、半分ほどの186と得点力不足は深刻だった。

 投手陣も救援の松井、福山が失点を重ね、試合終盤で競り負ける展開が続いて波に乗れなかった。投打で計算が狂い、梨田監督は「去年とは全く別のチームになってしまった」と嘆いた。

 中日、阪神、楽天を監督として優勝に導き、退任後は楽天球団副会長を務めた星野仙一さんが1月に死去した。「自分も3球団目の優勝、日本一を果たしたい」と、楽天の指揮を託してくれた恩師への思いを胸に臨んだシーズンは、早すぎる終わりを迎えた。

 

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