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【スポーツ】

飯塚2年ぶりV 陸上日本選手権

男子200メートル決勝で優勝しガッツポーズする飯塚翔太。左は4位の桐生祥秀=維新みらいふスタジアムで

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 ジャカルタ・アジア大会代表選考会を兼ねた日本選手権最終日は24日、山口市の維新みらいふスタジアムで行われ、200メートルの男子は飯塚翔太(ミズノ)が20秒34で2年ぶり3度目の優勝を飾り、代表に決まった。桐生祥秀(日本生命)は20秒69で4位。女子は福島千里(セイコー)が23秒65で2年ぶり8度目の日本一に輝いた。

 男子の110メートル障害は金井大旺(福井県スポーツ協会)が日本新の13秒36で初優勝。谷川聡の記録を14年ぶりに0秒03更新し、代表入りを決めた。円盤投げの湯上剛輝(トヨタ自動車)は、これまでを1メートル42上回る62メートル16の日本新記録で初制覇した。3000メートル障害は塩尻和也(順大)が8分29秒14で優勝して代表に決定。走り高跳びは衛藤昂(味の素AGF)が3連覇した。

 5000メートルの女子は鍋島莉奈(日本郵政グループ)が15分30秒93で2連覇して代表入り。男子は服部弾馬(トーエネック)が14分21秒52で初優勝した。

◆男子200の雄 貫禄

 序盤から桐生、小池(ANA)と100メートルのファイナリストが引っ張っていくハイペースにも慌てなかった。前半、飯塚はリラックスした走りで力を温存。3番手でカーブを抜ける直前、「いける。追いつける」と加速した。200メートルのスペシャリストらしいペース配分。貫禄の走りで2年ぶりの優勝を飾った。

 「前半、あれだけスピード感のあるレースはなかなかない。100メートルと200メートルが混ざっていて楽しかった」。刺激的なレース展開と頂点に立った喜び。「自分が成長するためにはいいレースだった」と充実した笑みを浮かべた。

 走りながら、頭の中では「チッ、チッ、チッ」と一定のリズム音が流れていた。宿舎ではスマートフォンのアプリで、走るピッチに合わせたメトロノームの刻む音を聞いている。この日の朝もベッドで5分間、耳を傾け、体に刻んだ。「心地いいリズムがある。そのタイミングで走ると、楽に力を発揮できる」。東京五輪に向け「今が試せる時期」と取り組んできた。

 アジア大会では400メートルリレーでも重要な役割を担う。「中国勢のレベルが高いけど、個人でもリレーでも金メダルをとりたい」。200メートルの日本一は通過点。今季の目標へ向け、力を込める。(森合正範)

 

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