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【スポーツ】

錦織、ウィンブルドン8強 「大変な試合だった」

男子シングルス4回戦で勝利し歓声に応える錦織圭。日本男子として23年ぶりにベスト8進出を決めた=ウィンブルドンで(共同)

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 【ウィンブルドン=共同】ウィンブルドン選手権第7日は9日、ロンドン郊外のオールイングランド・クラブで男子シングルス4回戦が行われ、第2シードのラファエル・ナダル(スペイン)が7年ぶり、第8シードのケビン・アンダーソン(南アフリカ)が初の8強入りを決めた。

 混合ダブルス2回戦で穂積絵莉(橋本総業)とマクラクラン勉のペアは米国ペアの棄権により3回戦に進んだ。

 エルネスツ・ガルビス(ラトビア)に逆転勝ちし、四大大会全てで8強入りを果たした錦織圭(日清食品)は11日の準々決勝で4度目の優勝を狙う第12シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア)に挑む。勝てば日本男子で33年の佐藤次郎以来の4強入りとなる。

    ◇

 2014年、16年と2度はね返された壁を、ついに乗り越えた。テニスの聖地で初の8強に届いた錦織は、達成感を拳に込めて何度も握った。痛みが出た右肘の治療を受け、痛み止めの薬を飲みながら逆転勝ちにつなげた約3時間半の熱戦。「出足が良くなかったので、どうなることかと思った。大変な試合だった」と大きく息をついた。

 元世界ランキング10位のガルビスが繰り出す強烈なサーブに手を焼いた。最高速度は快勝した3回戦のキリオス(オーストラリア)を下回ったが「より速く感じた。彼特有の打ち方もあり、コースも読めなくてめちゃくちゃ苦労した」という。第1セットを自滅で落とす苦しい展開から、忍耐強く自身のサービスゲームをキープし続けて勝機を探った。

 流れを変えたのは2度のタイブレーク。第2セットは攻めの気持ちで鋭いリターンを決め「自分のしたいテニスを取り戻せた」。続くセットは膝を痛めて応急処置を受けたガルビスが息を吹き返したが、粘って相手のセットポイントをしのぎ、12−10で奪い取った。

 この種目の日本勢で85年ぶりの4強が懸かる準々決勝は、元世界1位のジョコビッチが相手だ。自身の棄権を挟んで12連敗中で2勝13敗と合口は悪いが、初対戦の芝では「新しい試合になる」と悲観はしていない。「優勝するためにはタフな戦いが続く」と頂点への意識も隠さない。目指すゴールは、まだ先にある。 (共同)

 

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