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【スポーツ】

民族差別理由に代表引退 ドイツの功労者 エジルが表明

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 【ベルリン=垣見洋樹】ワールドカップ(W杯)ロシア大会で1次リーグ敗退を喫したドイツ代表の主力MFメスト・エジル(29)=アーセナル、写真、ゲッティ・共同=が22日、トルコ系であることへの差別を理由に代表引退を表明した。自身のツイッターに「私が差別や軽蔑を感じる限り、ドイツ代表ではプレーしない」と書き込んだ。

 エジルは5月、他のトルコ系ドイツ選手とともにトルコのエルドアン大統領との記念写真に応じたことを巡り、ドイツへの忠誠心を疑問視され批判を浴びた。同大統領は2016年のクーデター以降、反対勢力や報道記者を相次いで拘束するなど強権的な姿勢を強め、ドイツ国内で大きな批判を浴びていた。

 ドイツ・サッカー連盟のグリンデル会長はW杯後、エジルについて「自分の行為についてもう一度説明すべきだ」と語っていた。対してエジルはツイッターで「ロシアでの失敗の責任を自分に押しつけた」と同会長を非難。「会長やその支持者にとって、勝てば私はドイツ人だが、負ければ移民だ」と怒りを表した。撮影に応じた理由については「政治や選挙は関係ない。両親の祖国の大統領に対する敬意のためだ」と説明した。

 4年前のブラジル大会で優勝に貢献したエジルは、他の移民系選手がルーツを問題にされないことも挙げ「トルコ系、イスラム教徒だからだろうか。そこに重要な問題があると思う」と疑問を呈した。

 

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