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【スポーツ】

最新設備でランナー支援 早大競走部OBが企業辞めて設立

「SPORTS・SCIENCE・LAB」を設立した三田裕介さん=東京都渋谷区で

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 日本のランニング界を変えるため、1人の男が立ち上がった。早大競走部出身の三田裕介さん(28)は大手企業を辞めて昨年4月、高地トレーニングの再現や走る能力が測定できる施設「SPORTS・SCIENCE・LAB」を東京都内に設立。最新設備でランナーの競技力向上を手助けする。

 標高2000メートル前後まで再現できる低酸素室での練習や最大酸素摂取量などの数値を測定し、出力したデータから個人に合った練習メニューを提供。業界では珍しいやり方に、三田さんは「データを出し、ランナーにどう落とし込むかが大事。目標に向けて何が足りていないのかが具体的に分かる」と語る。

 利用者の多くは市民ランナーで登録は200人以上。最近はサッカーのワールドカップ(W杯)ロシア大会日本代表の本田圭佑や、陸上長距離で活躍する大迫傑(すぐる)(ナイキ)も足を運んだという。

 三田さんは愛知・豊川工高1年時に国体の男子3000メートルを8分13秒94の好タイムで制した。早大3年時に東京箱根間往復大学駅伝で7区を走り、総合優勝に貢献した。卒業後はJR東日本を経てNTNに移籍。16年の引退後は1年ほど同社で働いたが陸上への思いを断ち切れず、大学時代の同僚でプロランナーの八木勇樹(YAGIRT)と施設を立ち上げた。

 「走りはどのスポーツにおいても基盤になる。スポーツ界の手助けになれるようにも頑張っていきたい」。期待を胸いっぱいに第二の人生を走り続ける。

 

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