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【スポーツ】

日大三、つないで16点 木代が1安打5四死球

折尾愛真−日大三 3回日大三無死、二塁打を放つ木代。この試合、5四死球で勝利に貢献した=甲子園球場で

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◇全国高校野球選手権 日大三16−3折尾愛真

 日大三が先発全員の15安打で16得点を挙げて大勝した。1点を先制された直後の一回に、打者13人の攻撃で7点を奪い、試合の主導権を握った。二回以降も攻撃の手を緩めず、七回には大塚のソロ本塁打などで3点を加えて突き放した。投手陣は中村から河村につないで3点に抑えた。

 折尾愛真は5人の投手で16四死球と制球が悪すぎた。

      ◇

 事前の情報で折尾愛真の投手陣に四死球が多いのは頭に入っていた。小倉監督から「ストライクを打とう」と送り出された日大三の選手は打席でしっかり球を見極めた。一回、5安打に5四死球を絡めた打者一巡の猛攻で7得点。ビッグイニングの起点になったのが2番木代だった。

 「1、2番が出て、中軸がかえすのがチームの形。最初の打席は少し見ていこう」。出塁にこだわる木代は制球の定まらない相手左腕から四球を選ぶ。一巡して回ってきた打席でも四球。2打席連続で出塁して、中軸につなぐ仕事を果たした。

 木代は四回に死球を受けると、六回も四球を選択し、七回にはまた死球。出塁を続ける背番号4は「痛かったけど、うれしい」と笑う。左打席で左腕相手に逃げずに踏み込んだ結果の2死球を含む、1試合個人最多四死球「5」の大会タイ記録となる勲章もついた。

 球筋を見極めるために、打席では逆方向へ打つ意識を徹底する。「そうすることで投手のボールを長く見られる」。言葉の通り、バットで唯一出塁した三回の第3打席は左打席から左へ二塁打を放ち、「甘い球は振っていく」と胸を張った。

 日大三といえば「強打」のイメージが強いが、西東京大会の打率は3割2分3厘で、「今は長打を連発するチームではない」と指揮官。この日はチーム全体で16四死球。2四球を選んだ3番の主将日置は「粘りや、つなぐ意識がチームの強み」と強調する。夏5年ぶりの強豪が「らしさ」を見せつつ、好スタートを切った。 (唐沢裕亮)

 

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