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【スポーツ】

<ジャカルタ・アジア大会>野上、冷静な走り 女子マラソン「銀」

女子マラソン優勝したローズ・チェリモ(左)とポーズをとる2位の野上恵子=潟沼義樹撮影

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 女子マラソンで32歳の野上恵子(十八銀行)が2時間36分27秒で銀メダルを獲得した。田中華絵(資生堂)は2時間42分35秒で9位。昨年の世界選手権覇者のローズ・チェリモ(バーレーン)が25キロすぎに抜け出して独走し、2時間34分51秒で勝った。

 野上は40キロ付近でキム・ヘソン(北朝鮮)を突き放して2位争いを制した。 

  (共同)

 レース終盤。銀メダルを争う北朝鮮選手にぴたりと後ろにつかれても、野上は自らのペースを崩さなかった。後ろについて勝負どころまで力を温存する選択肢もあったが、「あっちも(後ろを)譲ってくれない。自分で引っ張った方がいい」。淡々と走るうち、根負けした相手が40キロ付近で離れていった。

 昨夏の世界選手権を制したチェリモが25キロ地点で仕掛けた時も、あえて無理はしなかった。「ついていこうと思ったけれど、ちょっとペースが速かった」。30度近い暑さの中、世界女王と争うスピードはない。目標とするメダルを確実につかむ走りを最後まで貫いた。

 初マラソンは29歳で挑んだ2015年の名古屋ウィメンズ。引退前の記念と考えていたレースで、2時間28分台と結果が出た。「じゃあ次も」と走った次のレースもまずまずの走り。その繰り返しで経験を重ねるうち、欲も出てきた。「日の丸を背負ってメダルを取りたい」。ベテランらしい冷静な走りでその目標をかなえた。 (ジャカルタ・佐藤航)

 

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