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【スポーツ】

<ジャカルタ・アジア大会>山西「銀」、岡田「銅」 競歩20キロ

女子20キロ競歩で3位となり、日の丸を掲げる岡田久美子=ジャカルタで(潟沼義樹撮影)

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 第12日の29日、男女の20キロ競歩が行われ、男子は山西利和(愛知製鋼)がトップと6秒差の1時間22分10秒で銀メダルを獲得した。高橋英輝(富士通)は5位。女子は岡田久美子(ビックカメラ)が1時間34分2秒で銅メダルだった。 (共同)

◆岡田、焦らず前へ 残り5キロで逆転

 女子で銅メダルの岡田は序盤に先頭集団から遅れたものの、淡々とペースを守って順位を上げた。残り5キロでインド選手をかわして3位に浮上。「(前のインド選手は)スピードを上げたり下げたりしていたので、脚に負担がきているだろう」と冷静さを保ち、目標としたメダルをつかんだ。

 日本女子の第一人者としてリオデジャネイロ五輪や昨年の世界選手権に挑んだが、世界の舞台では結果が出ておらず、上位陣とは力差がある。この日もワンツーフィニッシュを決めた中国勢を無理に追わなかった。2年後の東京五輪を見据えて「世界と戦うにはまだまだ力をつけないと」と話した。 (ジャカルタ・佐藤航)

◆遠い6秒 山西「課題だらけ」

男子20キロ競歩2位でゴールした山西利和(右)。左は1位の中国選手=ジャカルタで(潟沼義樹撮影)

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 男子のラスト500メートル。中国選手のスパートについていけず、少しずつ引き離されていく。山西はゴール後、体全体で喜ぶ中国選手とは対照的にがっくりとうなだれた。「勝つためにここに来た。最後のスピード勝負に対応できなかった」。銀メダルに悔しさをにじませた。

 10キロすぎからの一騎打ち。ここから勝負が始まっていた。力を温存しながら、ラストに備える中国選手。一方の山西はペースを保つのが精いっぱい。仕掛けることさえできなかった。結果はわずか6秒差だが、地力の差は明らかだった。

 京大を卒業し、今春から愛知製鋼に入社した。これがシニアの国際大会(個人戦)のデビュー戦だった。周囲から見れば「大健闘」に映る。しかし、収穫を問われると、「2番だし、暑い中でできたけど、まだまだ。課題だらけ」と反省の言葉が口をつく。

 アジアの強豪との接戦。夏のレース。すべてが大きな経験だ。「東京五輪へ一から出直して頑張りたい」。22歳は悔しさを胸に2年後へと歩き出す。 (ジャカルタ・森合正範)

 

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