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【スポーツ】

<ジャカルタ・アジア大会>男子400リレー 日本金 圧勝…でも「もっと速く」

男子400メートルリレーで優勝し、笑顔を見せる(左から)ケンブリッジ、桐生、多田、山県の日本チーム=榎戸直紀撮影

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 男子400メートルリレー決勝で日本(山県、多田、桐生、ケンブリッジ)は38秒16をマークし、5大会ぶりに金メダルを獲得した。同1600メートルリレーの日本(ウォルシュ、小池、安部、飯塚)は3分1秒94で銅メダル。

 女子400メートルリレーの日本(御家瀬、市川、世古、青木)は5位。同1600メートルリレーの日本(川田、北村、宇都宮、塩見)も5位だった。

 男子1500メートル決勝で館沢亨次(東海大)は9位だった。

 男子50キロ競歩で勝木隼人(自衛隊)が4時間3分30秒で優勝し、来年の世界選手権代表に決まった。先頭を争っていた後半、3回目の警告でピットレーンに入り5分間の一時待機の罰則を受けたが終盤に逆転した。丸尾知司(愛知製鋼)は4位だった。 (共同)

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 後続に大差をつけたアンカーのケンブリッジが、悠々とゴールラインを駆け抜ける。男子400メートルリレーの決勝。ベストメンバーがそろわず振るわなかったライバルの中国をよそに、順当に力を発揮した日本が圧勝した。

 男子100メートルで銅メダルの1走山県が、抜群の加速で早くも抜け出す。続く多田へのバトンパスが詰まっても、差は広がる一方だった。個人種目の出場を逃してリレーに懸ける3走桐生へ。「フレッシュな状態でリレーに臨んだ」という言葉通り、100メートル9秒98の快足でバトンに勢いをつけた。

 難敵と目された中国は、9秒97の自己記録を持つ謝震業をけがで欠いた。今大会の100メートルを9秒92で制した蘇炳添がいるとはいえ、総合力は日本の方が上。勝負に余裕があればこそ、「いろいろなパターンを試すことができた」と山県は言う。今後を見据え、2走多田が予選よりもスタートのタイミングを早める攻めのバトンパスに挑むこともできた。

 快勝にも4人に笑顔が少ないのは、4年前に中国が出した37秒99の大会記録を超えられなかったから。前回大会で中国に敗れた経験を糧に、バトンパスに磨きをかけて、タイムロスが少なく確実性も高い独自の形を確立した。37秒60のアジア記録でリオデジャネイロ五輪の銀メダルをつかんだ日本にとって、大会記録更新は果たすべき目標だった。

 純粋な走力では蘇や謝に水をあけられている。ジャマイカや米国との差も大きい。  「もっと速く、もっとスムーズに」

 2年後の頂点を狙うケンブリッジが、全員の思いを代弁した。 (ジャカルタ・佐藤航)

 

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