東京新聞のニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > スポーツ > 紙面から > 9月の記事一覧 > 記事

ここから本文

【スポーツ】

ビシエド、月間47安打 セ界新

1回中日2死三塁、ビシエドがセ・リーグ新記録となる月間47安打目を左前に放つ=ナゴヤドームで

写真

◇巨人5−3中日

 中日のダヤン・ビシエド内野手(29)が31日、ナゴヤドームで行われた巨人21回戦の一回、左前に適時打を放って8月の月間安打数を47とし、2013年8月に当時巨人の村田修一がマークしたセ・リーグ記録の46を塗り替えた。1996年8月、当時オリックスのイチローが樹立したセ、パ2リーグ分立後の最多記録である月間48本を逃した。

 岡本が4打点を挙げ、巨人は連敗を4で止めた。岡本は六回に同点打、九回は2死満塁から決勝の3点二塁打を放った。メルセデスはリズム良く投げ、8回2失点で5勝目。中日は救援の佐藤が振り逃げから崩れた。

 ◇ 

 新記録が近づくにつれて盛り上がる周囲とは裏腹に、本人はいたって冷静だった。ビシエドが第1打席で先制の適時打を放ち、月間47安打としてセ・リーグ記録を更新した。

 一回2死三塁。先制の好機で、内角の142キロ直球を強振。打球は三遊間を抜け、三塁走者の京田がゆっくりと生還した。「会心の当たりではなかったけど、良いところに飛んでくれた。先制点を取れて良かった」。この時点で日本記録にあと1本。ビシエドは一塁コーチャーズボックスの長嶋コーチと拳を合わせ、白い歯を見せた。

 しかし、2打席目は三ゴロ。逆転された後の第3打席は六回1死一、二塁。力んだのか、低めのチェンジアップを引っかけて遊ゴロ併殺打。九回の第4打席は二ゴロに打ち取られ、日本記録には届かなかった。

 良い当たりが野手の正面を突いても、打ち損じが安打になっても「それが野球だから」と落ち着き払う。8月は全試合4番に座り、7本塁打、24打点、打率4割6分5厘と驚異的な数字を残した。

 「試合に負けて心から喜べないが、いい成績が収められて満足している」と振り返った。3割4分7厘の高打率を保ち、首位打者に前進したビシエドは「月が替わっても力強く戦うだけ」。9月も黙々とバットを振る。 

  (荒木正親)

 

この記事を印刷する

東京新聞の購読はこちら 【1週間ためしよみ】 【電子版】 【電子版学割】

PR情報