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【スポーツ】

ピンチ13度、我慢重ね自信 大坂、決勝進出 全米オープンテニス

キーズを破り、決勝進出を決めた大坂なおみ=ニューヨークで(共同)

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 【ニューヨーク=共同】全米オープン第11日は6日、当地のビリー・ジーン・キング・ナショナル・テニスセンターで行われ、女子シングルス準決勝は第20シードで20歳の大坂なおみ(日清食品)が昨年準優勝で第14シードのマディソン・キーズ(米国)を6−2、6−4で破り、四大大会の日本女子で初となる決勝進出を果たした。

 大坂は四大大会で男女を通じて日本勢初制覇を懸け、8日午後4時(日本時間9日午前5時)からの決勝で四大大会歴代最多24度目の優勝を目指す第17シードのセリーナ・ウィリアムズ(米国)に挑む。

 大坂はキーズに対して過去3戦全敗だったが、精度の高いサーブと粘り強いストロークで押し切った。

 S・ウィリアムズは第19シードのアナスタシヤ・セバストワ(ラトビア)を6−3、6−0で退け、2014年大会以来4年ぶり7度目の優勝にあと1勝とした。

◆次は夢のセリーナと

 大坂は粘り強く、過去3戦全敗と苦手だったキーズより1球でも多く力のあるボールをコートに返した。その一心でポイントを積み重ねた先に、四大大会で日本女子初の決勝進出が待っていた。13度もあったブレークポイントのピンチを防いで快挙を成し遂げ「現実じゃないみたい。四大大会決勝でセリーナと戦うのが夢だったから」と最高の笑顔を見せた。

 力任せで戦った以前の姿はない。ストロークもフットワークも安定し、ラリー戦で難敵キーズからミスを引き出した。第2セットの第2ゲームではキーズに6度もアドバンテージがあった白熱した攻防で「ボールをつなぎ、嵐を乗り切ることだけを考えていた」と我慢強く耐えた。相手の得意なフォアの逆クロスをしのぎ、サービスゲームを守ると力強い「カモン」の声が響き、相手を気落ちさせた。

 最後は強烈なサーブで締めくくると、センターコートの観客からは大きな拍手が起きた。最強女王S・ウィリアムズへの挑戦権を勝ち取った瞬間だった。四大大会で男女を通じて日本勢初優勝を懸け、16歳も年が離れた子どもの頃からのアイドルに挑む。

 自信を聞かれた大坂は「ない」と即答して笑った後で「自信を持って戦うことが大事」と加えた。その目は挑戦者の輝きを放っていた。 (共同)

 

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