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【スポーツ】

復興へプレーボール ハム結束 地震後初のホーム

試合前、北海道で発生した地震の犠牲者に黙とうする日本ハムの選手

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◇日本ハム4−3オリックス

 日本ハムは14日、北海道で震度7を観測した地震後初めての札幌ドームでの試合となるオリックス戦に臨んだ。試合開始前には黙とうがささげられ、大型ビジョンで日本ハムの主将を務める中田翔が「微力ではありますが、今日を復興へのプレーボールとすることを誓います」と話したメッセージが流れると大きな拍手が起こった。

 球場には約2万4000人の観衆が詰め掛けた。地震の影響が残る中で行われた試合に4−3で競り勝ち、栗山英樹監督は「選手たちに何とかしたいという思いがあった。僕としてもうれしい」と率直に喜んだ。試合前には栗山監督やオリックスの福良淳一監督をはじめ両チームの選手らが参加して約10分間、募金活動を行った。

 経済産業省から2割の節電を要請されており、通常は外野席上部にある大型ビジョン2台を使用しているが、この日は右翼席後方のみが使用された。コンコースも減灯されるなど節電した上で試合が行われた。

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「共にがんばろう北海道」の横断幕が掲げられたスタンドで、勝利を喜ぶ日本ハムファン=いずれも札幌ドームで

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 日本ハムは0−1の四回、清宮が押し出し四球を選んで同点、鶴岡が中前に勝ち越し打を運んだ。鶴岡は六回には左前に適時打。ロドリゲスが6回1失点で2勝目を挙げた。オリックスは九回に1点差に迫ったが、反撃及ばなかった。

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 被災地への強い思いを胸に、日本ハムはチーム一丸となって勝利をつかみ取った。2安打2打点で貢献した鶴岡は「いろんな思いを背負って選手たちはやっている。一番は勝利を見てもらって元気を出してもらうこと。勝てて良かった」と息をついた。

 0−1の四回に勝利への執念を結実させる。1死一、二塁でレアードが四球を選んで満塁。続く清宮は2球で追い込まれても慌てず、きっちり見極めて同点の押し出し四球を選ぶ。流れに乗って鶴岡が1ボールからの2球目を捉えた。内角への速球に食らい付いて中前へ勝ち越し打を運んだ。

 ベテラン捕手は六回にも内角速球をしぶとく左前に打ち返し、結果的に勝負を分けた4点目を挙げた。ナインは粘り強さを随所に発揮し、清宮も「特別な日。きょう来てくれた人の後押しがあった」と感謝を口にした。

 これで残り20試合。首位西武とは5・5ゲーム差だが、北海道のために結束するチームは決して諦めない。鶴岡は「全部勝つつもりでやっていく。僕らは野球をしてみんなに喜んでもらうしかない」と話した。

 

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