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【スポーツ】

五十嵐、収穫の銀 日本勢初メダル サーフィンWG

男子決勝でキレのあるターンを見せる五十嵐カノア=愛知県田原市大石海岸で

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 2020年東京五輪の追加種目、サーフィンの世界選手権に相当するワールドゲームズ(WG)は19日、愛知県田原市大石海岸沖で行われ、男子決勝で20歳の五十嵐カノアは13・67点で2位だった。日本人のメダル獲得は男女通じて史上初めて。

 五十嵐は開始直後から豪快な技を繰り出して首位に立ったが、終盤は波が当たらず逆転された。

 21歳の村上舜は敗者復活戦最終戦を2位で突破して決勝に進出し、9・96点で4位だった。

 サンティアゴ・ムニス(アルゼンチン)が14・63点で優勝。21歳の大原洋人は敗者復活戦8回戦3位で敗退し、全体の9位だった。

 敗者復活戦に臨んだ女子の日本勢は3人とも敗退。黒川日菜子は7回戦、橋本恋と川合美乃里は6回戦を勝ち抜けなかった。

    ◇

 アルゼンチンのムニスに逆転されて残り5分余り。五十嵐は左右にポジションを変えて好機を待ったが、再逆転をもたらす波は来なかった。「決勝は波数が少なくて、やりたいサーフィンができなかった」。2位に甘んじ、しばらく海に浮かんだまま。初めて日の丸を背負った試合は悔しさがにじんだ。

 朝から波が弱く、決勝もチャンスは限られていた。開始早々に「4、5点の波かな」と感じつつ、波打ち際近くまで粘って7・67を稼ぐ。3本目も小刻みに3度のターンを決めて6・00。この時点ではトップに立ったが、終盤は波を待つまま時間が過ぎ、金メダルには一歩届かなかった。

 日本選手として唯一、世界最高峰の「チャンピオンシップツアー(CT)」に参戦。CTランキングでトップ10に入るが、採点に戸惑いもあったという。今大会は東京五輪と同じく国際サーフィン協会(ISA)の管轄で、CTと採点の傾向が違う。細かい技術を盛り込むサーフィンは「評価されにくい」と感じた。

 五輪で結果を出すにはISAの採点への対応も欠かせない。「シンプルな方が点数が出る。勉強になった」。2年後の大舞台に向け、ワールドゲームズの日本人初メダルと同じくらい価値のある教訓を得た。 (佐藤航)

 

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