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【スポーツ】

コイ、独走3連覇 田中→菊池→丸で先制パンチ

3連覇を達成しナインに胴上げされる緒方監督=マツダで

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 セ・リーグは26日、広島が3年連続9度目の優勝を決めた。優勝へのマジックナンバー「1」で臨んだ本拠地マツダスタジアムでのヤクルト戦に10−0で勝利。8試合を残し、セ・リーグでは過去に巨人しか達成していない3連覇を果たした。

 4年ぶりに開幕戦白星を挙げるなど好スタートを切り、交流戦後に勢いを取り戻し、独走。9月に苦戦しても大差で頂点に立った。

 日本シリーズ進出を争うクライマックスシリーズはファイナルステージ(10月17日開幕)から登場。4月に死去した衣笠祥雄さんらを擁した1984年以来、34年ぶり4度目の日本一を目指す。

1回1死二塁、丸の中前先制打で生還しナインに迎えられる二走田中

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◇広島10−0ヤクルト

 広島が先発野手全員の17安打10得点で大勝し、優勝を決めた。一回に丸の適時打など5安打を集めて5点先制。五回以降も小刻みに加点した。九里が8回無失点で8勝目。九回は中崎が締めた。

     ◇

 真っ赤に染まった球場のマウンドに歓喜の輪が広がる。その中心で広島の緒方監督が9度、宙に舞った。地元では27年ぶり、マツダスタジアムでは初の胴上げ。「広島に新しい歴史をつくってくれた選手たちには『よく頑張った』と、その言葉しかない」。4月末から首位を力強く泳ぎ続け、球団初のリーグ3連覇。ナインをたたえる指揮官の表情は誇らしげだった。

 歓喜への流れを引き寄せたのは、チームが誇る「タナキクマル」の同学年トリオだった。一回。1番田中が中前打で出塁すると、2番菊池が1球で犠打を決め、1死二塁。「前の2人がつないでくれたので何とか食らい付いていった」と3番丸。中前適時打で鮮やかに先制すると、せきを切ったように17安打10得点。大一番で真骨頂を見せつけた強力打線の援護に、九里、中崎が完封リレーで応えた。

1回無死一塁、犠打を決める菊池

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 緒方監督は「開幕戦から一試合一試合、自分たちの野球を信じてやって、その積み重ねが優勝へつながった」と胸を張る。菊池が「打てなくても、毎回チームのために何ができるか考えている」と語ったように、各選手が自身の役割を徹底することでチームは成熟度を増していった。

 3連覇は通過点。緒方監督が言葉に力を込めた。「ここがゴールではない。日本一というゴールに向かって、まだ戦いが続く」。ファンとともに、カープが悲願へ突き進む。 (中川耕平)

1回1死二塁、中前に先制打を放ちガッツポーズの丸

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