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【スポーツ】

日本、混合団体V2 五輪想定、個の強さ結集 柔道世界選手権

男女混合団体で2連覇を果たし、笑顔の(左から)向翔一郎、芳田司、大野陽子、朝比奈沙羅、立川新、原沢久喜=バクーで(共同)

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 【バクー=森合正範】当地で行われた世界選手権は27日に全日程を終え、2020年東京五輪の新種目となる男女混合団体戦で日本が2連覇を果たした。ルールが異なる五輪への対策と準備にも抜かりはない。

 混合団体は、男子73キロ以下、90キロ以下、90キロ超、女子57キロ以下、70キロ以下、70キロ超の6人で争う。今大会、日本は団体戦要員として登録した男女各2選手が活躍し、金メダルに大きく貢献した。だが東京五輪では団体戦要員はおらず、個人戦の代表が出場するため、闘い抜く体力と精神力が求められる。

 今回は男子73キロ級2位の橋本壮市(パーク24)が負傷の影響で団体戦を見送った。もし、これが東京五輪なら非常事態となる。

 男子の井上康生監督は2年後を見据え、全選手に呼び掛けた。「東京五輪でけがをしたら、下の階級の選手が試合に出る。全員が団体戦に出るつもりで心の準備をしておいてくれ」。66キロ級王者の阿部一二三(日体大)、60キロ級覇者の高藤直寿(パーク24)も臨戦態勢に入ったという。東京へ向け、良いシミュレーションになっただろう。

 精神面の切り替えもスムーズだった。個人戦に全精力を注いだ選手がもう一度気持ちをつくり直すのは難しいが、女子の増地克之監督は「言わなくてもみんなできていた」。中4日で団体戦に臨んだ57キロ級女王の芳田司(コマツ)は「個人戦が納得できる内容で、団体戦でもそういう柔道がしたい、と自然と思えた」と振り返る。

 結果だけでなく、東京へ向けた準備も着々。井上監督は「団体戦を考え、これからも練習段階から対策を練っていきたい」と2年後へ万全を期す。

 

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