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【スポーツ】

町田、誇り胸にV争い J1昇格資格なくてもファン熱気

福岡相手に攻め込む中島(左から2人目)と平戸(右端)=4日、町田市立陸上競技場で(FC町田ゼルビア提供)

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 今季残り2節のJ2で、町田がJ1の残留争いをも左右しそうな健闘を見せている。現在3位で、2位の大分とは勝ち点で並び、首位の松本とも勝ち点1差。逆転優勝も可能な位置につける。町田はJ1ライセンスを取得していないために来季のJ1参加資格がなく、自動昇格圏内の2位以内で終えるとJ1からの自動降格が17、18位の2チームから最下位の1チームに減ることになる。それでも意地がある。「一番上を目指す」。優勝へ意欲は高まっている。 (上條憲也)

 ホームで迎えた4日の福岡戦。相手の井原監督が「我慢強い、ぶれない、全員が一体となって戦う町田のサッカーに、われわれが力を出せなかった」と脱帽した戦いで、2−1の逆転勝利で3位を維持した。今季の当初目標は「6位以内」だったが、相馬監督は「謙虚に1試合ずつ目の前の試合を戦っていく」と話しながら「(今は)優勝を、と思っています」と口にした。

 来季のクラブライセンスの判定結果がJリーグから公表されたのが9月。町田は収容数約1万人の本拠地、町田市立陸上競技場がJ1基準(1万5000人)を満たさないことなどでJ1ライセンスが交付されず、来季もJ2で戦うことが正式決定した。今季はすでに6位以内が確定したが、J1の16位とJ2の3〜6位で一つの昇格枠を争う「J1昇格プレーオフ(PO)」にも出場できない。

 それでも悲観はない。J3からJ2に昇格した2016年シーズンに加入の34歳、中島は「最初から、自分たちの結果でこの環境や人の心を動かすことをモチベーションに僕はやってきた」。同年は7位となり、J1昇格も現実味を帯びてきたことで、ホームタウンとする町田市が後押しに動きだした。競技場の改修の予算がつき、バックスタンドで5000席を増設することに。完成は21年シーズン開幕前の予定だ。

 今年10月にはIT大手企業が町田の経営権取得を発表。練習施設の整備などの面でバックアップが期待される。チームでは、そんなころから「一番上を目指そう」と目標が高まった。首都である東京のクラブにして試合の日で記者3人、カメラマン2人という時もあったというが、次第に注目度も増してきた。ファンの熱気も高く「たくさんの方に試合を見に来ていただき、力が出る」と21歳の平戸。

 Jリーグによると、ライセンス基準の「緩和」についてはリーグ内で検討が重ねられている。スタンド増設の一日も早い完成も待つ町田。中島は「優勝することで、何か変わってくるものがあるのかなと思う」。11日のアウェー愛媛戦、17日のホーム東京V戦にすべてをぶつける。

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