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【望 〜都の空から】

変容(3)東京駅 近代発 未来行き

東京駅の駅舎が低層なため、その未利用容積率を活用して周辺の高層化が可能となった=東京都中央区八重洲上空で、本社ヘリ「おおづる」から(笠原和則撮影)

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 江戸時代、大名屋敷が並んだ丸の内は明治維新以降、陸軍の練兵場などに姿を変えた。重厚なれんがのオフィス街と変わるのは明治中期以降。大正3(1914)年に開業した東京駅が急速な発展を後押しした。

 伝統の象徴である皇居と、街の活気の源となる駅。二つにはさまれたビル街では、90年代以降、歴史保存と再開発の両立を目指した模索が続く。建物の一部を保存して高層化する手法も、その兼ね合いの中で生み出された。東京中央郵便局も、昭和6(1931)年築の外壁を残して取り壊され、地下工事が始まっている。

 駅から皇居に向かう行幸通り沿いに2002年、開業した丸ビルは街に新たな風をもたらした。かつて週末は人影もなかったオフィス街は今、買い物客らでにぎわう。

 11年秋、この地で世界建築会議が開かれる。新旧の建物、オフィスと商業機能が入り交じる会場は「そのまま、大会テーマの未来の都市を考える材料になる」と実行委員長の建築家、小倉善明さん(72)は話す。開業時と同じ、ドーム屋根の赤れんが駅舎へと復元工事が進む東京駅も、そのころには新しくて懐かしい姿を現し始めているはずだ。 (松村裕子)

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