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【望 〜都の空から】

変容(8)二子玉川 緑と共に一歩先へ

多摩川の流れにはぐくまれた自然豊かな街。遊園地やアイススケート場の面影が消え、高層マンションが立ち並ぶ=世田谷区で、本社ヘリ「おおづる」から(梅津忠之撮影)

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 東急二子玉川駅東口は再開発の真っただ中。駅近くに商業施設、少し離れた東側に3棟の高層住宅が姿を見せる。その間に挟まれた、現在仮設店舗などがある部分にも、事務所とホテルが入る31階のビルが建つ計画が発表された。

 再開発を拍手で迎える人もいる。一方で日陰になる住民には評判が悪い。富士山や多摩川花火大会の眺めが奪われるだけでなく、車が押し寄せ空気が汚れる。不満は尽きない。

 「大きな軍艦が街に横付けされたよう。できてしまったものは仕方がないが、残りの部分は緑地に」と、地元に住むトシコ・スチュワートさんは言う。夫は米国人の建築史家。知り合いの建築家らの協力を得て「エコ」をテーマとした対案を示している。

 一帯は戦前、東急の前身の鉄道会社が遊園地やプールをつくり、行楽地として開けた。駅名も、1985年に閉園した二子玉川園から名付けられている。駅の西側に69年に出店した玉川高島屋ショッピングセンター(SC)は郊外型大型店のはしり。

 一歩先を行くライフスタイルを体現してきた街は21世紀、従来の“よくある再開発”とは異なる魅力で皆を納得させることができるだろうか。 (吉田薫)

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