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【望 〜都の空から】

薫風(1)奥多摩湖 元気降り注ぐ森

緑に染まり始めた奥多摩の山々。名残の桜が見下ろす奥多摩湖は、日によってその表情を変える=東京都奥多摩町で、本社ヘリ「あさづる」から(中嶋大撮影)

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 新緑の季節が東京の西の端、奥多摩町にもめぐってきた。都民の水がめ・奥多摩湖の湖畔では、ライム色に輝く木々を眺めながらの散策が楽しめる。子育てを始めた野鳥たちの声が樹間に響き、森から元気をもらうには最高のシーズンだ。

 巨樹が多く、町域の94%が森林のこの町は今、「森林セラピー」に力を入れている。ストレスまみれの生活から離れて森に踏み入り、樹木が発散する揮発性物質でリフレッシュ効果のある「フィトンチッド」をたっぷり浴びて、体の芯からリラックスしてもらうプログラムだという。

 湖畔を歩く「奥多摩湖いこいの路(みち)」(12キロ)もセラピーコースの一つだが、新たに今春、国内初の森林セラピー専用設計コース「香りの道・登計(とけ)トレイル」(1.3キロ)もJR奥多摩駅近くに完成した。コースの途中には、太極拳やヨガを体験する広場があるほか、車いすの人も参加できるよう小型モノレールが設置されている。

 森と心身を一体化するための秘訣(ひけつ)を、ガイド役である森林セラピーアシスターの一人、畑幸夫さん(68)はこう説く。「競争心をなくして、ゆったりした気分になってもらうことが大切です。汗をたくさんかくような歩き方をしては意味がありません」 (東松充憲)

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