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【望 〜都の空から】

水辺(5)千葉港 活気づく産業の要塞

広大な千葉港が商業や文教施設などに包まれる。産業とともに生きる物流の拠点だ=千葉市中央区上空で、本社ヘリ「あさづる」から(川柳晶寛撮影)

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 鎌倉時代に豪族、千葉氏が都川の河口に造った船着き場を発祥の地とし、千葉港は拡大してきた。横浜港や神戸港と比べると地味な印象を持たれるが、貨物取扱量は全国2位(2009年)。港全体は市川から袖ケ浦まで6市に及ぶ。

 北部には日本初の人工海浜「いなげの浜」など3カ所に浜がある。全長5キロ。幕張新都心の高層ビルを横目に、海水浴もできる。

 中央部のコンテナターミナルは国際物流の一大拠点で、海外からの定期船が往来する。隣接する公園には高さ地上125メートルのポートタワーがあり、港のシンボルとして親しまれている。

 大規模な製鉄所や発電所が並ぶ南部は夜、オレンジ色の光を発し、闇に浮かぶ要塞(ようさい)のようだ。昼間は工場クルーズが人気を博している。巨大な製鉄所に加え、成田空港にジェット燃料を供給するパイプライン、食品に関するいろいろな業種が集まった食品コンビナートなど、ここでしか見られない人気工場が勢ぞろいする。

 遊覧船の運航会社を経営する管野利蔵さん(65)は「社会科見学が子どもだけでなく、大人にも流行し始めた」とニッコリ。物流の活気に触れ、暮らしを支える人たちの息吹を感じることができる。 (那須政治) 

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