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【望 〜都の空から】

水辺(7)銚子港 一番早い初日の出

利根川の雄大な流れにはぐくまれる銚子港。大海原に目を転じれば地球が丸く見える=茨城県神栖市上空で、本社ヘリ「あさづる」から(川柳晶寛撮影)

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 太平洋にひょっこりと突き出た海のまち銚子。その中心となる銚子港は、魚介類の水揚げ量が22万トン(2009年)と、06年から4年連続日本一を誇る。8月に入り早くも秋の味覚・サンマ漁が始まった。イワシの豊漁で、港はにぎやかだ。

 港の南方には関東最東端の犬吠埼がある。千葉、茨城両県にまたがる水郷筑波国定公園の中にある犬吠埼は、山頂や離島を除き日本で最も早く初日の出が見られることで知られ、元日は毎年5万人近い見物客でにぎわう。

 なぜ、犬吠埼の初日の出が本土最東端の北海道・納沙布岬より早いのか。国立天文台に聞くと「地球の地軸の傾きの変化で、冬季の太陽は真東より南側から昇り、南東から順に日の出を迎えるため、犬吠埼が一番早い」そうだ。

 犬吠埼が日本で最も早く夜明けを迎えるのは、元旦の前後10日ほどの間だけだ。

 犬吠埼のもう一つの象徴が犬吠埼灯台だ。高さ約31メートル、白色のれんが造りで1874年に完成。今年5月、文化庁の登録有形文化財に選ばれた。「灯台の展望台で見る水平線は本当に雄大」と市観光商工課の小川正俊観光係長(41)。観光地としても人気の白亜の塔は、今も銚子の海を行き交う船の安全を守るために光り続ける。 (武田雄介)

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