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【望 〜都の空から】

秋風(2)町田 都県境 緑と活気

JR線と小田急線が交差する駅前の商業地、住宅地を多摩の丘陵が包み込む。境川の対岸(手前)は神奈川県だ=相模原市上空で、本社ヘリ「おおづる」から(小平哲章撮影)

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 町田市は、東京都でありながら、神奈川県の中に突き出した形をしている。同じ市内へ移動するときも、神奈川県を通っていかなくてはならないこともある。都県境を流れる境川の対岸は、4月に政令指定都市になった相模原市。川崎市や横浜市とも接している。三つの政令市と隣接する自治体は全国に町田しかないそうだ。

 1958年の市制施行時は6万人の小都市だった。高度成長期に団地が急増。80年には横浜線と小田急線の駅が結ばれ、中心部には商業施設が次々に進出した。人口は40万人を突破し、大学も増え、若者が集まる中核都市に姿を変えた。

 ここは古来、交通の要地だった。市内を南北に縦貫する鎌倉街道が鶴川街道と交わる井出の沢では、南北朝時代の合戦があった。八王子から横浜港へと続く町田街道は、「絹の道」として行商人が行き交った。

 町田市観光コンベンション協会の山本登会長(80)は「人が増えて街は変わった。自然は残しつつ、時代にあった新たな魅力を発掘したい」と意気込む。百花繚乱(りょうらん)の薬師池公園、にほんの里100選に選ばれた小野路。多摩丘陵の自然が織りなす秋の町田は、行楽客で人の行き来がさらに増す。 (堀祐太郎)

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