東京新聞のニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > TOKYO発 > 望 〜都の空から > 記事

ここから本文

【望 〜都の空から】

池上本門寺 格闘技ファンの聖地

門前町として栄えた池上の町。上空から望むと多摩川の流れも手が届きそう=本社ヘリ「おおづる」から(小平哲章撮影)

写真

 鎌倉時代中期の宗教改革者、日蓮は1282年、すみかとしていた身延山(みのぶさん)(山梨県)を離れて常陸(ひたち)(茨城県)へ向かった。病を湯治で癒やすためだった。途中で立ち寄ったのが池上の地。遠回りのルートを選んだのは、一説には刺客の目をくらますためだった、ともいわれる。

 だが、病状は悪化し無念の死を遂げる。享年60。郷主の池上宗仲は日蓮の説いた法華経の字数、6万9384に合わせて7万坪の土地を寄進した。これが池上本門寺の始まりだ。

 日蓮入滅の地には昭和の国民的英雄も眠る。暴漢に刺され39歳の若さで非業の死を遂げた力道山。以来、本門寺は「闘うヒーロー」を愛するファンの聖地となる。節分の豆まきは、今年も格闘家らスポーツ選手が主役を張る。

 「池上本門寺通り商店会」の中沢通会長(71)は、スポーツファンの集まる東京五輪を起爆剤に街を変えようと動きだした。「昔の門前町風に商店街を整備したい」。志半ばで世を去った先人たちにも思いをはせて「6年後までに何とか形に」と意気込む。 (小形佳奈)

写真
 

東京新聞フォトサービス

東京新聞フォトサービス

この記事を印刷する

東京新聞の購読はこちら 【1週間ためしよみ】 【電子版】 【電子版学割】

PR情報