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【望 〜都の空から】

国立天文台 宇宙探究の原点

多くの木々が生い茂り、緑豊かな国立天文台三鷹キャンパス=本社ヘリ「まなづる」から(中西祥子撮影)

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 存在を直接確認できればノーベル賞級の現象、重力波。それに挑む望遠鏡の前身が国立天文台(三鷹市)の地下にある。1辺300メートルのL字形の「TAMA300」。その成果を生かして先月、岐阜県飛騨市神岡町の地下にできた望遠鏡が「かぐら」だ。プロジェクト最高責任者はノーベル物理学賞を受賞する梶田隆章さん(56)。検出に成功したら、原点は三鷹にあり、と胸を張って言えそうだ。

 森に包まれた敷地は、重要文化財を含む歴史的な天文観測施設が数多い。何十年ぶりに開けた施設がタヌキのすみかだったことも。現在は本部機能が主で、現役の望遠鏡などは全国、世界で活躍している。ハワイ観測所の「すばる望遠鏡」は2013年、60光年先の「第二の木星」と呼ぶべき惑星を、直接画像を写す方法で世界初観測した。

 市民に宇宙の楽しさを伝えるのも使命だ。14日夜がピークの、ふたご座流星群は今年が当たり年。ハワイ観測所で長年勤務した臼田−佐藤功美子さん(45)は言う。「10年ぶりの好条件で観測できる年。宇宙の楽しさをみんなで共有しましょう。防寒対策もお忘れなく」 (榎本哲也)

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