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【望 〜都の空から】

狛江市 井伊家と深い縁

多摩川に寄り添うように広がる狛江市。はるか後方には東京湾や新宿副都心の高層ビル群、東京スカイツリーが望める=本社ヘリ「まなづる」から(平野皓士朗撮影)

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 多摩丘陵の東南端、多摩川左岸に位置する狛江市は面積6.39平方キロ。埼玉県蕨(わらび)市に次いで、全国で2番目に面積が小さい市だ。世田谷区と調布市に隣接し、多摩川を挟んで川崎市と向き合う。そんな狛江の市外局番は23区でないのに「03」。かつて世田谷の電話局から回線を引いた名残だという。

 実は世田谷とは昔から深いつながりがある。和泉(いずみ)村と呼ばれた狛江は江戸時代、彦根藩井伊家が治める世田谷領の一部だった。NHK大河ドラマ「おんな城主 直虎」は戦国時代の井伊家の物語だが、その子孫である幕末の大老・井伊直弼(なおすけ)の功績をたたえる石碑が中和泉の伊豆美神社にある。

 「江戸名所図会(ずえ)」にも描かれた曹洞宗の名刹(めいさつ)・泉龍寺(元和泉)の前住職・菅原昭英(しょうえい)さん(74)は「井伊家は余裕があり、過酷な取り立てをしないので領民が慕っていた。そんな歴史から明治時代に村を挙げて碑を建てた」と語る。

 時は移り、昭和30年代には世田谷への編入を模索する動きもあった。現在、市の人口は8万807人。緑が残り、新宿から電車で20分のベッドタウンとして、ここ数年、人口が増えている。 (鈴木貴彦)

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