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【望 〜都の空から】

砧公園 春の桜 年末の梅

住宅地に囲まれた砧公園。園内に世田谷美術館もある=本社ヘリ「あさづる」から(朝倉豊撮影)

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 東急田園都市線の用賀駅から約20分歩き、都立砧(きぬた)公園(世田谷区)に着いた。環八通り、東名高速と、幹線道路に囲まれているが、芝生が広がり樹木が茂る園内に入ると喧噪(けんそう)を感じさせない。

 敷地面積は約40万平方メートル。戦時中は防空緑地、戦後は都営ゴルフ場だった土地に、1957年に開園した。公園の名称の「砧」はなじみのない漢字だが、石や木の台に載せた布を木槌(きづち)で打ち、やわらげ、つやを出す昔の道具のこと。かつて一帯は農村地帯で、砧を打つ「トントン」という音が響いていたことに由来するとか。

 公園は、花見の名所として知られ、約840本の桜は間もなく見ごろを迎える。一方で、ひそかに人気を呼んでいるのがフライング気味に咲く梅だ。園内にある65本の梅のうち、2本だけが、通常の梅より早く年末ごろに開花する。

 都公園協会・砧公園サービスセンター長の島沢義光さん(65)は「早咲きの理由ははっきりしないが、公園に春を一足早く告げる冬の風物詩」と紹介する。2本の梅の大木は、桜を横目に再び主役となる時季を待っている。 (神野光伸)

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