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【望 〜都の空から】

常盤台・お屋敷町 緑と調和 環状並木街

住宅街を囲む楕円(だえん)状の道と五つの袋小路が特徴の常盤台=東京都板橋区で、本社ヘリ「おおづる」から(木口慎子撮影)

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 瑠璃色の屋根を頂く東武東上線ときわ台駅の北口に、戦前に開発され「お屋敷町」と呼ばれる高級住宅街・常盤台が広がる。南口の天祖神社境内に茂った「常磐(ときわ)の松」と武蔵野台地から名付けられたとされる。駅前ロータリーのヒマラヤスギとこの時季黄色に色づくケヤキが町のシンボルだ。

 東武鉄道が開発し、1936(昭和11)年に「健康住宅地」として計433区画の分譲を始めた。当時の内務省の若手技官小宮賢一氏が欧米の都市を参考に設計した曲線の多い道路が特徴。住宅街をほぼ一周するループ状の道路は中央にプラタナスが植えられ、住民たちの散歩道になっている。車は通り抜けできない袋小路(クルドサック)も5カ所あり、歩く人に優しい街だ。

 地元のNPO法人ときわ台しゃれ街協議会は、「道路沿いに植栽」「敷地の細分化を防ぐ」などと定めた景観ガイドラインを2007年に作り、新たに住宅ができる際には設計者らと協議を重ねる。中島淑夫理事長(72)は「独特の道路インフラが住民として誇り。緑豊かで調和がとれた街並みを子や孫に残したい」と話した。 (増井のぞみ)

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