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【栃木】

まちづくり通じて将来や生き方考える 学生、社会人、専門家が意見交換

まちづくりや働き方に関して意見を述べ合う参加者たち=宇都宮市で

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 まちづくりを通じて自身の将来や生き方を見つめる意見交換会が16日、宇都宮市の宇都宮大で開かれた。東京を離れて地方に移り、集落の維持や再生に取り組む男性2人が講師として登壇。「働くことの意味は?」「地域をつくるって、どういうこと?」。県内外から参加した約40人の学生、社会人らとともに考えた。 (中川耕平)

 宇大地域連携教育研究センターが主催。福岡県東部の福津市津屋崎(ふくつしつやざき)で活性化に挑む山口覚(さとる)さん(48)と、徳島県神山町を拠点に活動する西村佳哲(よしあき)さん(53)が講師を務めた。

 会は「対話と思考の場」をテーマに進行。冒頭、ともに東京の大手ゼネコンで働いた経験を持つ山口さんと西村さんが、それぞれの活動を披露した。

 移住して八年目を迎える山口さんは、住民同士の交流の場を設ける取り組みなどを紹介し、「百年後にも津屋崎の今の空気感をそのまま伝える」ことが目標と強調。会社員時代には軽視していた人とのつながりにこそ、大きな価値があると述べた。

 空き家の改修を通じて若手職人の実践の場を提供したりしている西村さんは、まちづくりを「発酵」と表現。「夢を形にする仕事から、出会いを形にする仕事をしようと考え方が変わった」と語り、次の世代に向けて、種が芽吹く土壌をつくる必要性があると説明した。

 参加者は四、五人ずつのグループに分かれ、講話を基に意見交換。「進学や就職をしないと不安を感じさせる社会に課題がある」「学生と社会人が交流し合える場所が、まちにできるといい」などと、それぞれの思いを話し合っていた。

 参加した宇大農学部二年の加藤誠士さん(21)は、昨年十月から茨城県筑西市の地域おこし協力隊として活動している。「人とのつながりをどうやって広げていくのか。二人の話を聞いて、やりたいこと、やるべきことが見えてきた」と話していた。

 

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