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【栃木】

ほっと安心の認知症カフェ 大田原・国際医療福祉大に開設

明るい雰囲気のカフェテリアで参加者を迎える谷口敬道さん(右から2人目)ら=大田原市の国際医療福祉大で

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 初期の認知症の市民やその家族が集い語り合える場を、大田原市の国際医療福祉大のカフェテリアに月一回開設する取り組みが始まった。「大学オレンジカフェin大田原 ほっと安心できる場所」と掲げ、大学と同市が協働して運営。医療福祉の専門スタッフが相談に応じるほか、学生たちとの交流も計画する。希望に合わせて活動していくことで、不安を抱える人たちを支える。 (小川直人)

 十五日に初回があり、市内の家族三組が参加。スタッフの自己紹介に続き、人気テレビ時代劇のおなじみのテーマ曲に合わせて体をほぐすと、参加者から笑みがこぼれた。その後はくつろいだ雰囲気でお茶を飲みながら、大学教員や市の保健福祉担当者らが生活上の不安や悩みに耳を傾けた。

 カフェの活動内容は、参加者の希望に応じて決めていくという。認知症への理解を深める勉強会や、参加者の特技を生かして学生に教えたり、学生と一緒に趣味を楽しんだりすることも検討している。

 作業療法学科長の谷口敬道さんは「『大学に行ってくる』と気軽に来てもらえる場にしたい」と話す。一方、「学生には不安な気持ちに寄り添うということを体験してほしい」と、学生の学びの場となることにも期待する。

 市によると、認知症と診断されても、実際に介護サービスを受けるための要介護認定を申請するまでに一年以上経過する例が少なくないという。カフェの専門スタッフらの助言で、早くから適切な介護や治療を受けて健やかに過ごしてもらうという狙いもある。

 参加できるのは、初期の認知症の人やその家族、認知症の不安を抱える市民。次回は七月十三日で、年内は九月二十一日、十月十二日、十一月九日、十二月七日に開設する予定。原則無料で、前日までに申し込む。

 問い合わせは、市高齢者幸福課=電0287(23)8917=へ。

 

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