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【栃木】

障がい者が土のう作り 佐野の社福法人施設、市と協定

土のうの提供に関する協定を締結した瑞宝会の土屋登事業本部長(右から2人目)と佐野市の岡部正英市長(同3人目)=佐野市役所で

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 佐野市は災害時に備えて、同市で障がい者支援施設を運営する社会福祉法人「瑞宝会」と、毎年一定数の土のうの提供を受ける協定を結んだ。土のうは同会の施設を利用する知的障がい者らが作る。市役所であった協定の締結式で、同会事業本部長の土屋登さん(50)は「施設利用者のやりがいにつながる」と笑顔で話した。

 同会は宇都宮市に本部があり、県内に八施設を構える。そのうち佐野、栃木両市の施設で、利用者の防災意識を高めることを目的として、六月から土のう作りを始めた。三月まで佐野市消防本部消防長だった砂永靖さん(61)が同会の防災部門の責任者を務め、指導にあたっている。

 土屋さんは「だんだん生産性が上がってきて、積み上がった土のうを見ると、利用者たちがとても満足そうな表情をする。皆さんに使ってもらえるとなれば、ますます励みになる」と協定締結の意義を強調した。

 砂永さんによると、市に対して年間五百個を提供する予定。栃木市へも土のうを提供する考えで、同会では那須町などの施設でも同様の取り組みを広げていきたいと意欲を見せる。

 市危機管理課の担当者は「民間団体から土のうの提供を受けることはない。消防や道路河川など各所管ごとに作ってストックしているが、労力がかかる。とてもありがたい」と話している。 (吉岡潤)

 

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