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【栃木】

宇都宮の傷害事件 容疑の元入所者逮捕 「対処できなかったのか」

県警の家宅捜索が入った瑞宝会の本部が入る建物=宇都宮市で

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 宇都宮市の知的障害者支援施設「ビ・ブライト」の入所者が重傷を負った事件で、傷害の疑いで当時施設で作業していた男(22)が十一日、県警に逮捕された。高齢者介護の仕事に携わる中で、施設を運営する社会福祉法人「瑞宝会」(同市)の別施設と関わったことがあるという女性(67)は、男が元入所者だったことに「施設は何らかの対処ができなかったのか。残念なことだ」と表情を曇らせた。(北浜修)

 女性は「施設は通所者同士の仲が悪ければ、通う日を変える。入所者同士の関係が良くないと分かれば、できるだけお互いを近づかせないように配慮するなど、いろいろな対処ができる」と指摘。自身が長年携わってきた高齢者施設と障害者施設との違いはあると前置きした上で「今回はどこまで入所者のケアができていたのか」と疑問符を付けた。

 また、県警が施設職員の女についても傷害の疑いで逮捕状を取り、行方を追っていることについては「もし、本当なら、福祉に携わる人間にあってはならない行為」と憤った。

 十一日に県警から家宅捜索を受けた瑞宝会では、事務局職員が十二日、取材に応じたが、「捜査に発言することは控えたい」と言葉少なだった。

 施設や捜査関係者によると、重傷を負ったのは入所していた東京都八王子市の男性(28)。四月に体調不良で病院に搬送され、腰の骨が折れていたほか、腹部の中で出血しており、一時的に意識不明となった。

 

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