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【栃木】

<小森信道の東奔西走 自転車レース取材記> 主力が不在 勝利追うアシスト役

JPT15戦で4位となった馬渡選手(中)。フルメンバーであればアシストに回る選手たちが、自身が勝つために考えて走ることはチームの成長にきっとつながるはずだ=16日、山口県美祢市で

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 自転車ロードレースの国内ツアー戦、Jプロツアー(JPT)第十五戦「秋吉台カルストロードレース」が十六日、山口県美祢市で開催された。十七日に山口市で予定されていた第十六戦「維新やまぐちクリテリウム」は接近する台風の影響を考慮して中止となった。

 宇都宮ブリッツェンは前週に開催されたツール・ド・北海道で病気療養から復帰したばかりのエース増田成幸選手が落車を喫し、鎖骨骨折で再び離脱。また、二十三歳以下日本代表で欧州遠征中の雨沢毅明、小野寺玲、岡篤志の三選手も不在。レースには鈴木譲、阿部嵩之、飯野智行、馬渡伸弥の四選手が、数的不利の状況で臨むことになった。

 レースはスタートから有力チームの選手たちが抜け出して先頭集団を形成する展開。ブリッツェンも鈴木選手と馬渡選手がその中に入ってレースを進めるが、チームランキングで首位に立つマトリックスパワータグが常に数的有利の状況を作りレースを支配する。

 最終周に入ると、マトリックスパワータグの三選手が先頭集団から抜け出し、そのままゴール。1位から3位までを独占する結果となった。

 ブリッツェンは、最終的に六人にまで絞られた先頭集団に馬渡選手が残り、勝利の糸口を探したが及ばず4位だった。

 数的不利の状況を覆せず、ライバルに表彰台を独占される屈辱的な敗戦となったブリッツェン。本欄掲載日の二十四日に開催されるJPT第十八戦までは、引き続き四人での苦しい戦いが続く。

 しかし、このレースで4位に入った馬渡選手や、最終周に後方集団から抜け出して6位となった飯野選手は、普段であればアシストに回ることが多い選手たち。

 そんな彼らが自身の勝利のために考え、走っている現状はこの先、決して無駄にはならないと感じている。

<レース概要> 秋吉台カルストロードレースは、JPTとして今季初めて開催されたレース。景勝地として名高い秋吉台のカルストロードを中心とする1周29.5キロのコースを4周し、計118キロで争われた。

 

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