東京新聞のニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 栃木 > 記事一覧 > 9月の記事一覧 > 記事

ここから本文

【栃木】

那須雪崩「半年たっても寂しい」 遺族ら手を合わせ

雪崩事故の献花台に花を手向ける男性=那須町で

写真

 那須町で三月、登山講習中の高校生らが雪崩に巻き込まれ、県立大田原高の生徒七人と教員一人が死亡した事故から二十七日で半年が過ぎた。現場の斜面を見渡せる麓の広場には、臨時の献花台が設けられ、早朝から地元の人や関係者らが手を合わせた。

 事故で犠牲になった浅井譲さん=当時(17)=の父、慎二さん(48)はサイクリングの途中に立ち寄り、しばらく現場の斜面を眺めた後「半年たっても寂しさを感じます」とぽつり。近くで土産物店を営む薄井民子さん(64)は「事故の前日に(講習中の)子どもたちを見掛けた。なぜ助けてあげられなかったのか」と話した。毎月二十七日に麓の広場を訪れるという。

 大田原高校では雪崩の発生時刻に合わせて校内放送を流し、全ての職員と生徒が黙とうした。

 雪崩は三月二十七日午前八時半すぎに発生。那須温泉ファミリースキー場周辺の国有林で、雪上歩行訓練をしていた同校など七校の山岳部員らが巻き込まれ、八人が死亡、四十人が重軽傷を負った。

 県教育委員会が設置した第三者による検証委員会は六月に「引率教員が雪山登山の危険性を十分に認識していなかった」などと指摘する中間報告をまとめ、十月中旬に最終報告を公表する予定。県警は業務上過失致死傷容疑で特別捜査班を設け、捜査を続けている。

 

この記事を印刷する

東京新聞の購読はこちら 【1週間ためしよみ】 【電子版】 【電子版学割】

PR情報