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【栃木】

江戸末期の座敷で一献 県内最古の蔵元・第一酒造

風情のある座敷で乾杯するグループ=佐野市で

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 県内最古の蔵元「第一酒造」(佐野市田島町)が、江戸時代末期に建てられた母屋の座敷を開放し、秋だけ営業する「酒蔵茶屋」と銘打って日本酒の愛好家を迎え入れている。今年で8年目の開催。「建物が醸し出す雰囲気がよく、いっそう酒がうまく飲める」と好評だ。 (吉岡潤)

 「開華」の銘柄で知られる同社は一六七三年創業。酒蔵茶屋の会場である「島田家住宅主屋」は、隣接する酒蔵などとともに昨年十一月、国の登録有形文化財になっている。

 同社は風情ある建物を活用したいと、二〇一〇年に酒蔵茶屋を始めた。歴史を感じさせる座敷に面して、きれいに整えられた庭が広がる。酒のうまさを引き立てる空間で、秋限定のひやおろしをはじめ、大吟醸から本醸造まで約二十種類の同社製品を提供。燗(かん)をつける温度を変化させて、違った飲み口を味わえる趣向も用意している。

 今年は九月二十二日に始まった。市内の会社員、岡崎隆一さん(52)は職場仲間と連れ立って三度目の来訪。「建物も庭もいい。そしておいしい酒がいろいろ飲めて」と目を細めた。

 十二代目の島田嘉紀社長(51)は「ここ数年、週末は予約で早めに埋まる日が増えた」と話す。東京都内から足を運ぶファンもいるという。

 十一月十一日まで。利用希望日の一週間前までに予約が必要。毎週木〜土曜に二〜六人のグループ、同火、水曜に十人以上の貸し切りのみ受け付ける。問い合わせは、第一酒造=電0283(22)0001=へ。

 

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