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【栃木】

那須雪崩事故 15日に最終報告書公表 検証委「組織の運営に安全意識欠落」

 那須町で三月、登山講習中の高校生ら八人が雪崩に巻き込まれて死亡した事故で、県教育委員会が設けた第三者による検証委員会が一日夜、最終報告書を十五日に公表すると明らかにした。報告書には「組織の運営に安全意識が欠落していたことが一番の問題」と明記する。

 検証委委員長の戸田芳雄(とだよしお)東京女子体育大教授が会合後、発表した。六月の中間報告書では、雪山での引率教員の指導経験不足や、組織として安全確保の検討が不十分だったことを指摘する程度にとどまっていた。

 最終報告書では「必ずしも個人の責任ではない」と指摘。県高等学校体育連盟登山専門部が講習会の計画から運営、通報に至るまで「安全への配慮、危機意識がほとんどなかった」と記載する。

 七年前、同じ講習会で生徒たちが雪崩に巻き込まれた事故について「偶然けが人が出なかった大事故」と位置付け「組織内で事故を共有せず、教訓としなかったことが今回の事故の遠因になった」とする。

 再発防止に向けては、提言を七項目に分けて示す。山岳部顧問の教員の資質向上のほか、研修や教材を充実させるため、スポーツ庁の支援も求めるという。

 

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