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【栃木】

<衆院選>買い物ついでに1票 期日前投票 商業施設にも広がる

イオンタウン真岡の駐車場に設置された期日前投票所=真岡市で

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 衆院選の期日前投票が十一日、始まった。投票所は役所などの行政施設がほとんどだが、気軽に立ち寄れるショッピングセンターなどの商業施設が少しずつ増えている。県内では一昨年の県議選で栃木市選挙管理委員会が初めて設置。多くの有権者が訪れ、一定の成果を上げている。衆院選では二十一日までの期間中に四市の選管が四カ所に設け、投票率アップに期待をかける。 (高橋淳)

 四カ所は、県内で初めて設置された栃木市のイオン栃木店(十三〜二十一日)のほか、真岡市のイオンタウン真岡(十一〜二十一日)、宇都宮市のアピタ宇都宮店(十四〜十五日)、鹿沼市のまちの駅新・鹿沼宿(同)。

 鹿沼市のまちの駅には昨年秋の知事選で、日曜午後一〜六時の一回、休憩スペースを利用して試行的に設置された。市選管によると、想定の二倍の八十二人が投票した。この日の市内全十六カ所での投票者三百二十人の四分の一を占めたことから、市選管は「ニーズは高い」と判断。衆院選では設置期間を二日間に増やすことにした。

 イオン栃木店は、一昨年の県議選に続き、昨年夏の参院選、秋の知事選でも使われた。参院選では九日間で四千九十三人が投票。一日平均では四百五十四人で、栃木市役所の三百四十六人を上回り、市内の全十二カ所で最も多かった。駐車場にプレハブを建てて運営してきたが、市選管は「費用対効果は十分」として、衆院選でも設ける。今後、別の商業施設への設置も検討するという。

 集客力のある商業施設の利用は、投票しやすい環境作りの一環。鹿沼市選管担当者は「わざわざ投票に行くのではなく、買い物ついでに投票できる」と狙いを説明する。栃木市選管担当者は「一般の方々には役所より商業施設の方が身近」と話し、特に「政治離れ」が指摘される若い世代の利用に期待する。

 県内全体では、県内二十五市町全てに計百三十三カ所の期日前投票所が設置される。商業施設のほか、選挙権年齢が十八歳に引き下げられたことに伴い、大学や高校にも設けられる。

 期日前投票制度は二〇〇三年に創設された。投票日に仕事や旅行、冠婚葬祭などの予定がある有権者が対象。県選管によると、県内で期日前に投票した人の割合は、五年前の前々回衆院選が9・66%、三年前の前回衆院選が10・87%、昨年の参院選が14・41%と増加傾向にある。選挙全体の投票率は、前回衆院選が50・10%、昨年の参院選が51・38%だった。

◆真岡のイオンタウンで始まる 「便利で良い」と利用者

 真岡市のイオンタウン真岡に11日、期日前投票所が設けられた。今回の衆院選で商業施設に設置されるのは初めて。市選管が駐車場に建てたプレハブに、買い物客らが投票に訪れた。

 イオンタウン真岡に国政選挙の期日前投票所が設けられるのは、昨年夏の参院選に続いて2回目。設置期間は11〜21日の午前8時半〜午後8時で、市役所や町役場など主要な投票所と同様に「フルタイム」で投票を受け付ける。

 施設の担当者は「買い物の途中に投票できるメリットがあり、選挙への関心が高まるきっかけになれば」と期待する。家族で投票に訪れた市内の男性(34)は「買い物のついでに投票できるので便利で、良いと思う」と話した。 (北浜修)

 

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