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【栃木】

<衆院選>候補者は主張する 1区

(届け出順)

渡辺典喜(わたなべ・のりよし)さん(34)無新

 増税分は福祉に使う

 税と社会保障を争点に挙げ、あるべき姿として「払った分は透明な形で戻ってくる」と持論を語る。日本の消費税にあたる税が20%超のデンマークを例に挙げる。今夏、自身が訪れた。

 「不満を言う人がいない。自分たちのもとへ返ってくるからだ。医療や子育て、大学進学などを心配しなくていい。カップルに聞いても、経済的な理由で子供を持たないなどという答えはなかった」

 社会保障の在り方は「中福祉、中負担」を主張する。消費税率を10%に上げることは「やむを得ない」とするが、「上げた分は福祉に、特に子育て世代が子どもを育てやすい環境にするために使うべきだ」と訴える。

 安倍晋三首相の政治手法や解散の是非も争点と位置づけ、政権には厳しい視線を送る。政権の経済政策アベノミクスには「株価上昇など表面的な実績はあるが、格差を広げた。一部の裕福な人を生んだが、地方では実感がない」と否定的だ。

 母校・宇都宮高校の先輩に当たる立憲民主の枝野幸男代表が応援演説に駆け付けた際は「先輩が立てたリベラルの旗は日本に必要な旗だ」と声を上げ、自ら選択した無所属での戦いにあらためて決意をにじませる。

 ▽座右の銘 青春とは心の若さである

 ▽趣味・特技 登山、漫画、旅行、ラーメン

柏倉祐司(かしわくら・ゆうじ)さん(48)希元<1>

 命を守る政治目指す

 「命を守る政治」を掲げる。その中身は「平時には医療制度改革を、緊急時には安保政策を推進する」と説明する。

 民進に離党届を出し、除籍処分を受けた。命を守る政治の大前提となる「日本の国民、国土を守る政策」が議論はされても提示されることはなく、矛盾と憤りを感じていた。新しい希望の党が「地に足のついた安全保障政策」をうたっていた点を評価し、「希望の門をたたいた」という。

 在宅医療に取り組む医師だけに、医療政策を訴えるときには特に力がこもる。「高齢者が三カ月で病院を変わる入院制度を改めたい。国は在宅医療を進めるが、家族に負担はどんどんかかっている。これから在宅医療が増える中で、国の政策は現状を把握しておらず、先走り感がある」と持論を語った上で、「現場の声を政治に反映させて、医療、介護、看護スタッフを確保する政策を訴えたい」と主張する。

 二大政党制を実現することも訴える。「自民以外に任せられる政党がない状況を、何とかしなければならない。お互いが緊張感を持ち、競い合う。それができるのは希望の党だ」と呼びかける。

 ▽座右の銘 為政清明

 ▽趣味・特技 ジョギング

船田元(ふなだ・はじめ)さん(63)自前<11>=公

 「北」と人口減に対応

 日本が直面する課題として、北朝鮮の核、ミサイル開発と人口減少社会の到来を挙げる。

 北朝鮮情勢を巡る問題では「制裁強化など国際社会と協調して、開発を断念させる。決して軍事力に頼らず、各国と力を合わせ解決していく」と主張する。人口減少には「若い人々のための社会保障制度に取り組む。将来世代を育成するのはわれわれ世代の義務だ」と訴える。

 「自主憲法の制定」を党是に掲げており、改憲も訴えの柱だ。「自衛隊の明記など、今後の改正に向けた道筋を」と意欲を見せる。ただ「最初からスケジュールありきではなく、多くの政党の賛同を得て進めていきたい」と慎重な議論の必要性を説き、「落ち着いた改正論議ができることを期待している」。

 安倍政権の実績については、経済政策のアベノミクスを挙げ「デフレ感が払拭(ふっしょく)された。雇用情勢は良くなっており、内需主導の力強い成長が実現した。かなり成功したと評価できる」と強調する。

 一方で、野党などから強い批判を浴びる森友・加計学園問題などを念頭に、長期政権でのおごりや緩みも感じている。「国民の信頼なくして政治はできない。党内で直言していく」

 ▽座右の銘 半ばは人の幸せを、半ばは自分の幸せを

 ▽趣味・特技 天体観測、カラオケ

青木弘(あおき・ひろし)さん(56)共新

 憲法守り戦争許さぬ

 立候補を決意したきっかけは、安倍政権による安全保障法制の強行採決。「国会前で、青年たちや若い母親たちが反対を訴えた。戦争を体験した世代ではないが、自分にも何かできないか。憲法を守り、戦争を絶対許さないと出馬を決めた」

 街頭演説などでは、安保法制を「憲法違反の戦争法」と切り捨てる。「栃木県からも自衛隊員が海外派遣され、米軍と一緒に戦争することになる。安保法制を廃止に追い込む。総選挙は絶好の機会だ」と力説する。

 改憲には「戦争放棄の九条は世界の宝。九条を守り生かす政治が求められている。改憲しなければならない問題はない」と反対する。「悪政には傍観者になってはいけない。身近な人の命が奪われるのでは、という思いが強い。主張しなければ戦争になってしまう」と危機感もにじませる。

 安倍政権で進む原発再稼働にも「地震、災害が多発し、絶対安全な原発はない。核のごみ捨て場もない」と反対の立場だ。

 政権の経済政策アベノミクスの評価は「破綻し、経済危機を招いている。貧困と格差が拡大した」と手厳しい。消費税10%への増税も「暮らしと経済を壊す」と中止を主張する。

 ▽座右の銘 知は力

 ▽趣味・特技 ジョギング

 

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