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【栃木】

郷土の妖怪を観光の目玉に “百目鬼ラリー”宇都宮の印刷会社が企画

百目鬼のフィギュアを前に、ラリー参加を呼びかける岡田康男さん=宇都宮市で

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 宇都宮市中心部に大昔、潜んだとされる妖怪「百目鬼(どうめき)」をキャラクターにしたシールラリーが今月実施され人気を呼んでいる。既に数百人が参加し、関係者は「ギョーザをしのぐ目玉に」と意気込んでいる。

 伝説によると、平安時代、二荒山神社の北側の森に、体中に目を持つ妖怪百目鬼が出没し、国司だった藤原秀郷(ひでさと)に弓で急所を射られ退治されたという。この伝承により、現在の県庁近くの市道が「百目鬼通り」との愛称で呼ばれている。

 ラリーは、この物語に着目した市内の印刷会社「みやもと」が企画。水色の体にサングラスを掛けたユーモラスな百目鬼や、弓を構えた「ひでさと君」を若手女子社員がデザインした。本年度の宇都宮市民シティプロモーション支援事業に選ばれた。

 参加者は市内に約二十カ所ある加盟店でマップを入手。市内の「うつのみや妖精ミュージアム」や「来らっせ本店」「宇都宮城址(じょうし)公園」など五カ所のポイントで目玉シールを貼り付け、二荒山神社前の「バンバスタジオ」に持って行くと妖怪をモチーフにしたカードがもらえる。

 また、ポイントにある百目鬼のフィギュアをスマホで撮影しSNSで「#(ハッシュタグ)どうめき」と投稿した画面を、スタジオで提示すると缶バッジがもらえる。三十一日まで。

 バンバスタジオ店長の岡田康男さん(65)は「ラリーで街を回ることで、宇都宮の隠れた魅力を発掘するきっかけになっている」と分析しながら「今後、さまざまなイベントを仕掛け、ギョーザと並び、宇都宮と言えば百目鬼と、全国から呼ばれるキャラに育てていきたい」と期待している。

 

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