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【栃木】

ラムサールナマズ水揚げ 小山 水田で養殖2年目

養殖された「ラムサールナマズ」(小山市提供)

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 渡良瀬遊水地が二〇一四年七月に湿地を保全するラムサール条約に登録されたことにちなみ、小山市で進められるナマズの養殖事業「ラムサールナマズ」の水揚げが始まった。市内の農業松本上(はじめ)さん(69)が水田を活用して養殖に取り組み、水揚げは二年目。四日午前十時から同市の道の駅思川(おもいがわ)でナマズやホンモロコの販売会が行われる。 (小川直人)

 市は条約登録に合わせ、遊水地周辺を中心に「環境にやさしい農業」を展開。その一環で、冬にも田んぼに水を張る「ふゆみずたんぼ」を推進している。

 水を張ることで雑草を抑制し、コメ栽培の無農薬化を図れるが、その分、収量は減る。このため、ナマズの養殖も組み合わせて収入を増やす狙いがある。育てるのはニホンナマズで「ラムサールナマズ」と名付けた。

 松本さんは市の提案に応じて養殖を始めた。昨年は養殖池十アールで約六百匹(計二百五十キログラム)の水揚げに成功した。

 養殖は五月に稚魚を放流し、飼料を自動給餌機で与える。ナマズは約半年で体長四〇センチほどに成長する。水揚げは十月下旬から十二月上旬ごろまで。

 松本さんによると、稚魚がお互いに攻撃し合うことや成長段階に適した飼料のやり方などが課題という。

 市役所であった試食会で「養殖池を広げたので、昨年より水揚げが増えると良い。いずれは小山の特産に育てたい」と期待した。

 ナマズはてんぷらやから揚げにして食べる。大久保寿夫市長は「川魚のような感じがしない。おいしい」とほおばっていた。販売会に加え、道の駅思川の「惣菜(そうざい)工房美田の郷」でナマズのてんぷらの販売を続ける。

 

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